2022年10月1日土曜日

SHETLANFFOX 077F BRADFORD ~買いました~

 


ネット上で漂っていたブラッドフォードをポチ。
オフの日でもタイトな靴を履きたい時にいいかなぁと。




そろそろ爪先のメンテが必要かな、という程度な爪先の削れ具合。


踵は多少削れているね、という程度。



この靴もリジェクト品。今回のセラーはリジェクト品とは謳っていなかったけど、掲載画像でごくわずかだがマークの片鱗が見えたので、予めリジェクト品と認識できた。
それにしてもこの刻印、白で印字ではなく白地にNの無地でいつもと反転している。生産工場が違うのかな。



セラーは数度履いたけど足に合わないから出品って記載していただけど、結構履いているように思う。彼も中古で手に入れたのかな。
フットプリントからすると、かなりタイト目で履いていたのかな。右足はどの指もしんどそうな感じだし、左足は小指がかなり辛かったのではなかろうか。


アウトソールは出し縫いの糸が見え始めるまでは削れていないけれど。中央部分はだいぶなだらかになっている。そこそこ消耗しているように思う。さて、この状態からスチールやラバーはどうするか、素で履き続けるか、どうしようかな。




爪先は多少の擦れ跡がみられる。最後のは少し銀面が削れているのかもしれないけど、そうだとしても深くはなさそう。






踵にも擦れ跡が散在しているけど、これらもそれほど深い傷ではなさそう。
ちょっと汚れがついていて汚い。


しげしげと靴の状態チェックをしていたら、この靴にもコバに”SF”の刻印があるのを見つけた。全然気づいていなかったw。








結構しわしわしている。私のブラッドフォードも履いて行けばこうなるんだろうな、きっと。
ある程度アウトソールや爪先が消耗し、フットプリントができる程度には履いている状態だけど、まだ屈曲部に縦皺はあまり見られないから革の状態はそれほどヤレてはいないみたいに思う。


この靴もサイズは8。8ハーフがあれば試してみたい気もしているけど手頃なのはなかったのでこれにした。2018年末の生産だね。



状態チェックのあと、内部を消毒清掃してから普通にメンテナンスしていく。





リムーバーを掛けたら見えていなかった傷っぽいものが見えてきたりする。
クリームはほとんど乗っていない状態だった。




デリケートクリームを入れて乾かしているところ。あまり色落ちは気にならず、デリケートクリームをよく吸い込む印象。最初はあまり吸い込まないのだが2度目からは良く吸われる感じがしたので、薄く3度ほど重ねて塗布してみた。乾き気味だったのかもしれない。




最後にクレムでお化粧。
ニュートラル、コニャック、ダークブラウンのどれを使うか一瞬迷ったけれど、今回は擦れ跡や傷隠しもあるので濃い色のダークブラウンを使ってみた。ダークブラウンがそうなのかわからないけど、4粒くらい載せただけだけどものすごくテカテカしてしまった。
元から艶々している革だからかな。



あら、踵の汚れ落としきれていなかった。
まぁいいや、次回にしよう。










傷っぽい擦れ跡も含め、気になった擦れ跡達はおおかた化粧で隠れたような気がする。
遠目にはほとんどわからないと思う。





爪先の埃もかき出し、シールもはがしてさっぱり。
シール剥がしついでにベンジンでNマークを擦ったら、消えそうな気配もあったので少し擦ってみたけれど、よく観察したら消えるのではなく伸びるような感じがしたので途中でやめた。なのでNの無地浮き出しが消えて白の丸になった。
クリームの拭き取りが結構大変だったけど、まぁこんなもんで良いでしょう。ギラギラしているので早めに塗り直しをしようと思う。
コバやソールもゴリゴリするか迷ったけど、見た目的にそれほど悪くないからこれで良しとする。

ツリーが困ったなぁ。手持ちのブラッドフォードからSFの純正ツリーを引っこ抜いてメンテナンスしたけれど、ディプロマットヨーロピアンの41だと甲の皺が伸びない上にパツパツ過ぎるのでコレジャナイ感すごいし、スレイプニルの41は右足の踵が入らない。純正ツリー買うとなるとまた諭吉さんが飛んでいってしまう。
靴代とほぼ同じ金額をツリーにつぎ込むと考えるとなんだかなぁと思ってしまうけど、正価52,800円の靴にツリーを用意して履くならば6万オーバー。それが中古にせよ2万程度で済むのだから負担は比較にならないほど軽いではないか、と考えて調達しますかな、追い追いだけど。あっ、カードのポイント使えば負担なしで調達できるかもしれない。まぁ色々考えてみよう。
前オーナーは私より少し足幅小さめの人だったようなので、私が履いて少し幅広げたらヨーロピアンが入るといいなぁ、ヤスリでツリーの幅を少し削って甲を盛ったりしてみようかな。。ちょっと非現実的だね。幅広がって少し奥に入ってパツパツ感が緩和されても甲の皺は難しそうな気がするなぁ。純正でもピンと張るほどには伸ばせていないから今の状態でスカスカしているヨーロピアンじゃ厳しいかも。



最近はオン用の靴を揃え直したりしている中、オフ用の靴も趣味として主に中古の懐具合にあった靴を調達している。
週末の早朝に起床し、まだ寝静まった静寂の中、リラックスした気分で靴の手入れをするのがとても気に入っている。
自分が、良いなとかお得だなとか思って欲しいと思う靴を手に入れて、前オーナーがどんなふうに履いていたのか、どんな扱いをしていたのかなどを想像しながら靴の状態を確認し、じっくり手入れの内容を決める。
乾燥待ちやクリーム浸透待ちの時には温かいコーヒーを入れてゆっくり飲みながら靴を眺め、問題はないか、メンテ内容に変更は必要ないか考える。
箱を開けた時よりも徐々に綺麗になっていく、甦っていく靴を見ているのが心地よい。
手持ちの靴でも同じ、手入れで靴が綺麗に甦る。
なんだかとても贅沢な気分になる。
靴を履くのも好きだけど、靴を手入れするのも好きだなぁ。(ほったらかしたりもするけれど)

さて、早速履いて出かけることにしよう。

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