2025年1月4日土曜日

靴のお手入れ 2025/01/04

 


今朝のメンテは3031SFインバネス外羽根。
主目的は状態把握と補油清掃。入手してからメンテしていないので、メンテする。

昨年末に中古で入手してそのまま履いていたインバネス外羽根。家に帰ってブラッシングしただけだけど、まだ綺麗な状態。でも状態把握と清掃も兼ねてメンテする。









履いた初日になんか踵が盛り上がっている気がすると思ったら、シューグーかなにかで踵補修してあったみたい。前オーナーは靴にキチンと気を使っていた人だったんだね。



画像だとそうでもないけど、キャップとか羽根とか顔料塗ってあります的なノッペリとした感じがしてあまり好みでない。革の特性なのかクリームなのか見極めたい。




あとは気にならないレベルの傷か擦れ跡っぽいもの。
ボカルーは苦手意識があるけど、まぁいつも通りメンテしてみる。


メンテ内容
アッパー
・水拭き
・ステインリムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・クレム無色
・化繊ブラシ
・乾拭き
・馬毛ブラシ

内部
・水拭き

ソール
・水拭き
・ソールコンディショナー


水拭きしたところ。
メダリオンは水がしみてきているけれど、皺の山部分には水分が入っていないので、そういう革なのか、山部分にダメージが少ない状態なのかも。



両足とも羽根の縫い糸部分から浸水。シミにならなければよいが。


両足ともリムーバー終えたところ。際限なく茶色が落ちてくるけれど、クリームなのか革からのものなのか判別できないのでほどほどの所で終了。コットンについたものから見るに前オーナーが使っていたクリームは黄色強めの明るい茶系クリームだったのかもしれない。


デリクリ入れて水拭き後、乾かしてから乾拭きした図。
画像ではわからないけど、いやだったノッペリ感はだいぶ薄らいだ。テンション上がる。


水拭き後にアッパーを乾燥させがてらコバインク無色を塗って、一緒に乾燥させる。


クレムを意識的に多めに載せて浸透を15分ほど待つ。


化繊ブラシでクリーム飛ばして馴染ませ、ソールに補油して


クリーム拭き取って紐通して完了。






少し綺麗になったし、ノッペリ感も薄らいで良い感じ。
クレムってやっぱり光るし、透明感が出たような気がする。




小傷、擦れ跡たちも、無色クリームでも寄らないとわからない程度になった。


何度か履いて歩いた感じはとても良い感じだった。甲と踵で足固定して、つらいキツい所は皆無。ただ、2236で踵と踝に大ダメージが入っているので、紐をキツく締めた時に踝のダメージ箇所に当たってちょっと痛かったくらい。靴擦れが治れば多分大丈夫だと思う。

内羽根との履き心地の違いは、一の甲の隙間がこの靴の方が狭くて、より甲が密着している感じがした。内羽根の526Fはまだ新品から履き馴染み中で、こちらはそれなりに馴染んだ靴だからかもしれないけど、どちらもキャップがあるのは同じだから、内羽根と外羽根の構造の違いにもよるかもしれない。踵は足入れしたときにこちらの方がやや緩い感じがしたけど、紐締めて歩いたらそんなに感じない。内羽根履いて歩いて踵に気を付けたら、外羽根の方が少し緩いというか、内羽根の踵の方がしっかりしているね、剛性感あるね、という感じだと思う。
外羽根でも踵は必要充分以上に良いと思う。



メンテ前に履いた時の様子。これならデニムでもキレイ目なスタイルならイケそうに思う。というか、いけることにするw。これらの画像だとノッペリした感じが少し出ているようなきがする。まだ、結論出すには早いけど、インバネスの履き心地は外羽根の8でもOKってことで良いような気がする。オーダーするか気長にオクに出てくるのを待つか、どちらも選択肢として成立しそう。
もう正月休みも終盤だけど、機会作ってこの靴もガシガシ履いて行こうと思う。

ではでは。



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