2016年3月19日土曜日

靴のお手入れ 2016/3/19



今日のお手入れは33ER。
ツヤ感落としを主目的としたメンテ。
最後のメンテは丸洗いを兼ねた今年の年始。以降、雨の日4回、晴れ4回、合計8回登板した。



年末の丸洗い以降、それ程経過していないからクリームはあまり積もっていないと思うが、クリーム落としを実施した31ER達に比較するとツヤ感が強い為、念のためレダーオイルでもう一度クリーム落としを実施する。
また、先週雨の日に登板した31ERでキャップ部分に水が染みていることを発見したので、同じシリーズのこの33ERでも同様なのか雨の日登板後に確認してみたのだが、この靴でもキャップ内側は湿っていた。

今まで私が気付いていなかっただけか、最近浸み込んでくるようになったのかは定かでないものの、靴の内側まで湿ってくることが分かった以上、見た目はどうあれ、雨の日登板の後は靴内の浸水状態をチェックして湿っているようならメンテをすることにした。


手入れの内容

・濡れた雑巾で全体をしっかり拭く
・タピールのレダーオイルでクリームを落としながら拭き取る
・布キレでオイルをしっかり拭き取る。
・アッパーをグローブで磨く

まず、お湯で濡らした雑巾で全体を拭いてみた。いままでの水拭きではクリームが落ちないことがわかっているので、温かい方がクリーム落ちやすいかと。かなりしっかりと拭く。すると雑巾が少し黒くなる。その後も暫くお湯拭きを続けてみたが、雑巾は少し黒くなる以上の変化はなかった。
拭き続けたら落ちるのかもしれないが、あまり湿らせるのも考え物と思って程々にした。

次にレダーオイルをコットンパフに少し染み込ませてクリームを落としていく。コットンパフの使用量が結構多いから、布に戻した方が良いかもとも思う。
お湯拭きした後だが、パフにはガッツリとクリームが。
水拭き、お湯拭きではクリームはあまり落とせないようだ。
リーガルシュークリームを落とせないのか、クリーム全般を落とせないのか、加工革だから落とせないのか、疑問は残る。
水拭きでクリームを落とせないとすると、一般的な水拭きの意味は水分補給なのだろうか。
ただ単に、私の拭き方が甘いのだろうか。



右足だけ拭き取った状態。光の当たり方が左右で違うこともあってわかりずらいけど、キラキラした感じがだいぶ取れて落ち着いた感じ。


両足とも拭き取り完了。

なんだかクリームいれなくてもこのままで良さそうにも見えるから、今回は試しにクリームは入れないでレダーオイルのみの仕上げにしてみることにした。


布キレで乾き拭きしてみた状態。乾き拭きはオイル拭き取りが主目的だけれども、同時に磨くように拭きあげてみた。
写真では違いがわかりにくいけれど、少し黒の色味が増し、ツヤが出た。
表面の残留オイルが拭き取られ、均されたためだろうか。


最後にグローブでもしっかり乾拭きをして完了。


クリームを入れていないから、傷はそのままだし黒味がやや薄いような気もする。ツヤ感はクリーム塗った時に比べるととても控え目。
だが、鏡面加工の革だからか、ツヤ感がまったくない訳ではないし、しっとりした感じにも見える。
今回のお手入れ方法だと、雨に対する耐性や引っ掛けた時に傷が深くならないか、ウエルトにクリームを入れていない、など気になる部分もある。
クリーム積もっている事件の反動で、クリーム入れない方向に大きく振れている気がするけれど、暫くこの状態で履いてみて、靴がどんな状態になり、どんな印象を受けるのか、試してみようと思う。

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