2016年3月7日月曜日

独り言③ 

タイトな靴を履き馴染ませていて、強く思うようになったこと。

『小さい靴を履くと、足は小さくなる。』



これだけの表現だと、誤解を招く恐れがあるが、ハーフサイズ、ワンサイズ小さくなるといったような大きな変化ではないのだが、小さくなったと感じられることが何度もあったので、今は確信に近づきつつある。

今年に入って、かなりタイトなブリストルを購入した。
この靴はタイトなので、室内履きである程度履き慣らしてから履きおろそうと考え、2ヶ月近くその時間を取ってから履きおろした。

室内履きは長くても2時間位で、なるべく連日にしようと努力したがあまり捗らなかった。
しかし、この室内履きでの馴染ませを始めてから、徐々に他の靴の履き心地に変化が現れ始めたのだ。

すっかり履き馴染んで、ブカブカまではいかないが、かなりゆったり履いている33ER。
室内履きでの馴染ませをした翌朝履くと、ブカブカ感が非常に大きく、足が捨寸に入っていこうとする。
いつもは、そこまでブカブカではないのだが、妙に大きくなった感じがして変だなと思い、ツリーがきつ目なせいで革が伸びてしまったのかもと心配になった。

革底靴では一番履き心地の良い01DR。
朝一に足入れすると甲周りが少しタイト目に感じるのだが、室内履きをした翌日はタイト感が無い。
大分足馴染みが進んだのかと思って履いていると、親指付け根が噛まれ始めて、履きおろしの時のようにマメができた。足馴染みの過程で靴と足の変化の具合で靴擦れになったのだろうと思っていた。

雨の日のスタメン、31ER①。
購入後一年半近く経過して、羽根閉じきりではあるものの、よくフィットして履き心地もよくお気に入りの一足。本日雨模様の為、登板させたが、小指周りに痛みが発生して、夕方までその痛みは消えず、会社帰りに一杯引っ掛けて足がむくみ気味になってきたら解消。いつも通りの履き心地に戻った。

他にも、未だにタイトに感じる02DRがそれ程でもなくなったり、薬指があたる感覚のあるインバネスで違和感を感じなくなってみたり、足馴染みが進んだとばかりは言えないような履き心地の変化が細々としたことだが、積み重なっていた。

実はブリストルを先週末に履きおろし、土日連投させてみたのだが、ブリストルの足馴染みやこれからの馴染んでいく過程などを考えている内に、今日履いている31ER①の履き心地の違和感の理由が思い当った。週末にブリストルを履いていたからではないかと。

試履きで神保町へ行った時も、十数分ブリストルを履いたままでいた後のインバネスの履き心地は緩く感じ、その後徐々にいつも通りに戻っていったことがある。
01DRや02DR、33ERの履き心地の変化も足が若干小さくなったからと考えると、私の中では腑に落ちるのだ。
勿論、足の各所のサイズを測っていないので違うかも知れない。人間の視覚や感覚はあまりあてにならないことはよくわかっている。しかし、靴擦れができたり、痛みを感じるというのはやはり以前とは何かが違うから発生していると考えるのが妥当に思える。

靴が馴染んできてから足が噛まれるケースもあるとは思う。だが、他の靴での履き心地の違いを考えると足が小さくなった以外の回答はどうも無理があるように思える。

たまたま、どの靴も足馴染みが進んで足に異常を感じる時期が重なった?
ちょっと不自然に時期が固まり過ぎている気がする。

なので、私の中では、『タイトな靴を履くと、足は小さくなる』という確信が芽生えつつある。

そして、フィット感を求めてタイト目の靴を履くようになっていくと、足は徐々に小さくなって更にタイトな靴でないと満足できなくなるというような、妙な循環が起きてしまうのではないかと少し不安にもなった。
足が小さくなるにも限界はあるだろうから、一定の所でこのサイズがジャストフィットだ!となるのだろうけど、そこに到達した人が、昔はこんな大きな緩い靴で快適だったのかぁと過去を振り返った時に、ジャストフィットを知ったからという理由だけでなくて、実は実際に足が小さくなっているから昔履いていた靴は緩く感じる、ということもあったりするのかも?なんてことも考えてしまった。

フィッティングはいつまでもわからないような気がするけど、わからないだけに興味は尽きないもので、あの靴、この靴と履き心地を試してみたくなってしまう自分がいるのでした。

4 件のコメント:

  1. たしかに、そうですよね。
    緩々で履けなくなった靴はあれど、
    きついといって“履けない”靴はないですもんね!
    痛くて痛くて“履きたくない”はありますけど(笑)

    それも経年による変化で、履けるようになりますからね。

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    3. コメントありがとうございます。

      緩すぎる靴は不快感と疲労が先に立ち、キツ過ぎる靴は痛みが先に立つのかなと。
      キツい靴は履くとともに少し大きく(緩く)なり、足は少し小さくなる。うまくすると靴と足がピタリとフィットしてとても良い履き心地になりそう。
      緩い靴はさらに緩くなってより不快感が増長する。
      靴も足も大きさが変わるから、フィッティングは難しく、面白いものなのだろうと感じています。

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