2017年1月30日月曜日

靴のお手入れ 2017/01/29



今日のメンテは01/03DRCDの2足。
メインは靴底のメンテナンスとついでにアッパーにもクリームを入れた。



メンテ内容
・靴底を濡れ雑巾で拭う
・乾燥させた後、ソールコンディショナーを指で塗り込む
・棒でゴリゴリと擦る
・靴底を乾拭きする

・アッパー全体を濡れ雑巾で拭う
・ステインリムーバーでクリーム落とし
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925黒をウエルト中心にペネトレイトブラシで入れる
・化繊ブラシでブラッシング
・布で乾拭き

ソールメンテはいつが最後だったろうか。どちらの靴も1年半以上最前線にいてソールも徐々に薄くなってきているのに、たいした手入れもしていないのでコンディショナーを塗り込むことにした。

まずは濡れ雑巾で汚れ落とし。
ゴシゴシと擦っていたらクラックらしきものを発見。



やはり偶には手入れしないとこういう隠れたというか見えにくい異常サインを見逃してしまうことになるのだろう。

クラックらしきものはソール表面の毛羽や砂、革クズ等に埋もれていてブラッシングでは発見が困難で、今回雑巾でゴシゴシと擦ったお陰で発見できた。このままソールが二つに割れるのか、それほど深いクラックではないのか判断は付かないが、取り敢えずコンディショナーをヌリヌリしておく。

雑巾掛けの後は棒でゴリゴリしてみる。
前回は百均の指圧用の棒を使ってみたがあまりにも使いにくいので、今回は違うものを探してみた。



部屋を見回して眼に止まった、スーツに使っているブラシの柄が良さそうに思えて今回はこれを使ってみた。

百均の指圧棒よりは断然使い心地は良い。だが力の入れ具合や程度などがよく分かっていないので、これで良いのかどうかよく分からない。取り敢えず気の済むまでゴリゴリやって終了。


塗り込み、ゴリゴリを終えて少ししてから乾拭き。艶はあまり出ない。ソールの削れている部分の真ん中あたりは周辺に比べると柔らかくなってきているので消耗していることがわかる。

次にアッパーの手入れ。
ブラッシングをしつこい程やっているので別に入れる必要もないようにも思うが、昨日02KRにクリームいれたら少し光り方に深みが出たような気がしたこともあって、入れてみることにした。


上の画像はステインリムーバーを掛けた後、右足(向かって左)は水拭きのみ、左足(向かって右)は水拭き後に乾拭きした様子。
革はろう分がなくても艶やかに光るようだ。その後全て乾拭きしてみた画像が下。




クレム1925を塗ってブラッシングした後ほどの艶ではないけれど、私的には十二分に艶ややかに見える。
リムーバー掛けたといっても革にはまだクリームが残っているからなのか、この革の地力なのか、乾拭きの布にクリームが多少なりとも残っていたのか、どうなんだろう。
私の感覚と思い込みでは、革はクリームやワックスが無くとも艶があるということなのだろうと思う。
益々ブラッシングが重要に思えてきた。

その後はいつも通りに、ウエルト中心にクレムを入れ、そのペネトレイトブラシに残っているクリームを全体に伸ばして仕上げ。




アッパーはメンテ前と変化があるかどうか微妙な所ではあるけれど、クリームを入れすぎなければ悪い影響はそれ程ないだろうと思うので、入れたくなったら入れる程度の感覚で今後も続けて行こうと想う。
ほったらかしだったソールは、今回メンテしてみたら気付いていなかった、異常かもしれない状態を発見できたので、適度にやるべきだろうという考えが強くなってきている。
よくよく考えてみると、革底靴を長期間維持してい行く上で必要となる修理コストの半分以上はソールの張り替え費用なのだから、もう少しソールにも注意を払って手数を増やしてやっても良いのではなかろうか。手数を掛けることで多少なりともソールの寿命を延ばすことができるかも知れない可能性があるならば、長期スパンで見た場合の修理費用削減に繋がる可能性があるのだから、その工数をソールに掛けることは理に叶っているようにも思える。
ソールメンテの頻度や、濡れた後の処理方法、帰宅後のソールメンテの方法などを一度見直してみようかな。

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