2018年9月8日土曜日

靴のお手入れ 2018/09/07


今夜のメンテはW10BDJ。
主目的は清掃。
爪先修理に出すにあたり、職人さんに不快な思いをさせないように清掃するのと、修理中は手も目も届かない場所へ行くので、保湿補油をしておこうかと。





今年の正月が最後のメンテなので9ヶ月ぶり。
梅雨開け頃から少しづつ汚れも目立ち始めたのと、革の状態も今イチな感じがしてきていたので、そろそろメンテしようかなと思いつつ、つま先修理へ出すのを機会にやっと実施。
メンテどきであることの他に、2236のつま先修理で、目も手も届かない場所へやるときにはメンテしておいた方が後悔が少なそうに思ったのと、修理してくれる職人さんに不快な思いをさせないために、また汚い靴で自分自身が恥ずかしい思いをしないようにという思いもある。




画像では少しわかりにくけれど、アテたゴムの先端部分が摩耗し尽くして、ソールが再び顔を出し、そのソールが削れ始めている。
つま先修理は2016年7月にしているから、2年と2ヶ月前になる。その間の登板頻度は平均して2週に一度から10日に一度程度だと思う。ゴムそのものは消耗し尽くしてしまっている部分もあるので、本来ならばもっと早く修理に出すべきなのだけど、それを差し置いても随分長くもってくれたものだ。


右足の踵は大分減ってきているけれど、まだ大丈夫そう。
ある程度減っていた方が歩きやすい気がするのでぎりぎりまで修理しないつもり。
オールソールまで持ってくれるだろうか。



親指、薬指、小指部分のライニングのダメージが進行している。
爪先修理から帰還したらクリームいれよう。



腰革のダメージはまだそれほどでもない。


ソールは右足中心部分の削れが進んでいる印象。まだペコペコまではいかないけれど、押すと柔らかくなってきている。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・乾拭き
・リーガルクリーム茶
・化繊ブラシ
・拭き取り
・馬毛ブラシ
・乾拭き

アウトソール
・水拭き
・デリケートクリーム
・乾拭き




主目的は清掃なのだけど、今回はリムーバーは省略。
上画像はデリケートクリーム後乾拭きしたところ。
水拭き後にアッパーもソールもデリケートクリームを入れたらこれで十分なのではないかとも思ったのだが、帰還後にクリーム入れておけば良かったと思うのは本意ではないのでクリームもごく薄く入れる。




手入れ前と劇的には変わらないけれど、皺に入り込んだ汚れなどは落ち、全体的にサッパリしたので、職人さんもそれほど不快には思わないのではないだろうか。

 

爪先の状況をうまく写せないのでフラッシュを焚いてみた。先端部分は傷が酷いけれど敢えてコバインキは塗らない。


靴底も綺麗ではないけれど、砂埃などは取り除いたのでそれほど悪い印象はしないハズ。



違う角度から見ても、まぁ汚くはないし、失礼にはならないでしょう、きっと。
主目的の清掃は完了。それなりに保湿と補油もしたので、修理から帰ってきたときに後悔することもないのではないだろうか。
帰ってきたら内部も含めてもう一度じっくりメンテするつもり。

さて、リーガルシューズに持っていきがてら、秋冬の新作でも覗いてくるとしよう。

4 件のコメント:

  1. お久しぶりです。

    私事ですが、念願のW10BDJを購入しました。

    出会いは偶然で、あるファクトリー・アウトレットにB級品で並んでいたのです。
    しかもマイサイズと0.5センチ大き目の在庫あり!
    W105を買ってから半年、またウィングチップを買うのにためらいもありましたが、Hayateさんのブログを読んでいて、これはいい靴だなとずっと憧れていました。(笑)
    まあ、ショートとロングは違うものだと、瞬時に自らを納得させ買うこととしました。

    マイサイズのものは、ぴったりなんですがいつもの小指の外側が靴に当たり少し心配でした。
    3046SFのブログにも書かれていましたが、休日用の靴は少し大き目もいいかと、一つ大き目のものを選びました。(厚めの靴下を履いて使用しています)
    アッパーには目立つ血筋もありましたが。(笑)

    既に数回履いてみましたが、栃木ベンズのソールが少しだけですがふわっとした感覚で、歩いていて気持ちいいです。
    まだカラーレスでしかお手入れしていませんが、徐々に色も変化してくれると嬉しいですね。

    返信削除
    返信
    1. チルットさん

      コメントありがとうございます。

      W10BDJ、ご購入おめでとうございます!
      サイズ違いで履き比べできて良かったですね。ハーフ大きくても痛くて履けないリスクを回避できるならそれが良いと思います。多少大きい分には対策は色々ありますから。

      ロングとショートは雰囲気かなり違うと私も思います。自分で履いているとあまりわかりませんがw

      W10Bのベンズの感覚、わかります。私もその履き心地が好みです。
      01NRではあまり感じませんか?

      ダブルソールの外羽根ウィングチップ、ワードローブが充実しましたね。
      グラフトンタイプとロングとショート。勢ぞろいですね。

      W10Bの黒も欲しいなぁと思いつつ、2235が2足もあるので、今度は少し趣の異なるショートウィングを狙っています。来年中には買えたらなぁと爪の垢を灯しています(笑)

      削除
  2. こんにちは。

    アウトレットのB級品の場合、サイズが飛び飛びになるケースが多いため、履き比べが出来た今回のケースはとてもラッキーでした。

    ソールの感覚の件ですが、01NRよりも感じます。
    ソールの形状が微妙に違うこと、特にボールジョイント辺りの幅が違うこと関係しているのかも知れません。

    話は逸れますが、01NR、廃番になったみたいですね。
    アウトレットでもチラホラと見かけます。

    返信削除
    返信
    1. こんばんは。

      01NRよりもW10Bの方が感じますか、興味深いです。ありがとうございます。
      アッパーもそうですが、皺感や硬い柔らかいなど素材から感じる感覚は、実は素材そのものの特性の他に、靴の造形が大きく関係しているのではないかと、私も思います。同じ革は二つとないので、個体差なのかもしれませんが…。

      01NR、早かったですね。聞いた時は耳を疑いました。
      売れ行き云々よりも別の事情があるのではないかと感じましたが、真相はわかりません。特集組んだり、露出増やしてプロモーション掛けた靴はある程度の期間安定的に販売して欲しいと思わずにはいられません。
      リーガルさんには別の言い分がありそうですけど、情報の受け手としては何を信じたらよいのか戸惑いますね。

      八重洲には発売3ヶ月後には全色揃っていました。作るのが難しい靴なのか歩留まりが悪すぎたのか、買っていないだけに残念な気がしてなりません。

      削除

承認制にはしていますが、コメント歓迎です。
お気軽にどうぞ。