ジョンマーを調べてたら目に付いたこいつをポチ。
オクの画像ではもう少し状態良さげだったけれど、パネルマジックにやられたみたい。皺の入り方からしなやかそうな革と踏んだのだが、別の部分の状態を見損ねた。
いきなり画像には写り込んでいない部位に傷。
いたるところに擦れ跡が。
ひっかき傷だらけ。
本当に傷が多いけれど、銀面に深く入っている傷は少なそう。
この靴もLD72と同じく、出し縫い糸がグルービングされていないので、すでに糸は摩耗で切れてしまっている。
傷の数は相当だけど、踵やアウトソールの減り具合を見るとそこまで履き込んでないかな。
ソックシートは外装から考えられないほど綺麗。。
この靴もジョンマーの上位のクラウンアリストクラフト。
リーガル製ジョンマー最終期の2008年製。
外反母趾の人が履いていたのかも。
これだけ派手な傷があってそれを書かない見せないのはひどいなぁ。
こっちの足にもたくさんの擦れ傷。。
変な所に皺。どうやって曲げたんだろう。履くときか?うーむ。
リーガルに聞いてみたらこのLH02は国産の革だそうな。
銀付きでありながらこの艶感なのでグレージングキップかも、そうだとするとSFのコベントリーで使われているムラ染めのダークブラウンバージョン的な革なのかもしれない。
グリセリンは使わなかったけど、油分水分をたくさん補給するイメージでフルメンテ。
内部消毒と清掃から始まり、デリクリを3回(なかなか吸い込まない)、クレムのダークブラウンを傷に塗り込むつもりで塗り絵のように塗りたくった。結果御覧の通りギラギラの仕上がりに。早速履いて出かけたら妻にガラス革と間違えられたしまった。早めにクリーム塗りなおそう。
擦り剝けていた傷達もだいぶ目立たなくできたかな。
踵は小さめ。LD72もだけど、履き口周り付近で踵を食うのではなくもう少し下の部分で締め付けてくる感じ。この靴は外羽根だけど、踵が全然抜けない。これは気持ちが良い。
前オーナーが履きならしたからか、革の特性なのか、とてもしなやかなで柔らかい革。
やっぱり傷は傷で、クリーム載せて目立たなくはなったけど、消えない。
茶けてしまっていたところにクリームで塗り絵をしたのでその部分が濃いめになった。
ムラ染めだからそれもあまり目立たなくて好都合。
爪先はちょっと色抜けしているように見えるので多めにクリーム載せてみたけど、微妙。
繰り返し載せていくしかなさそう。
照明を落とすとムラ感と色味がまた違って見える。
この色合いならビジネスでも使える場面が結構ありそう。(使わないけど。)
ひょんなことからジョンマーの靴を手に入れてしまい、これで2足目。
まだ2足だけだけれど、ジョンマーの履き心地はシェットランドフォックスほどメリハリはないけれど、リーガルよりは小さめな造りになっている傾向があるようだ。
この靴はびっくりするくらい履き心地が良い。レースステイと踵でカッチリ足を固定して足指に負担が全くなく、余っている感じも全くない。先に買ったLD72より少しだけ全長が長いのか指の窮屈感がないのが大きいかも。こちらの靴は履き馴染んでいて、LD72は履き馴染みがまだまだだからかもしれないけど。革も国産革というから雨耐性もそこそこあるだろうし、これだけ傷だらけなら多少雑に履いてもそれほど気にならないから、履き倒すにはちょうど良さそう。
リーガル製のジョンストンマーフィー、私の足に合うラストがありそうだ。
REGAL TOKYOの50番ラストも元はジョンマーのラストだし、相性がよいのか、私の好みのラストコンセプトの靴が多いのかもしれない。
リーガル製ジョンストンマーフィーが消えてから15年。知るのが遅すぎるけど、少しづつ調べていってみようかな。
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