2017年12月31日日曜日

2017年

早いもので2017年ももう暮れる。

靴に纏わる2017年を一言でいうならフィッティングとサイズ選びに悩んだ年だったかと。



今年買い足した靴は3足。
04MRCF
3046SF スタンステッド
2236NA

04MRはフィッティングとサイズ選びを深く考えるきっかけとなった。
木型が同じでもデザインが違えば履き心地が違ってくることや、伸びや沈みを考慮し数年後のフィッティングを想像してサイズ選びをすると、想像した数年後までタイト感や痛みが残ることもあることにきづかされた。
実際に歩くことや装着時間を考慮に入れないで、ただ足が入るからと言って最小サイズを選ぶと、短時間の試し履きでは見付けられない問題が出てくることがあることも。
3046SFはオフの雨の日の主力。フィッティングは踵が既に緩い印象だけど、甲である程度固定出来れば履くのに支障は無さそうに感じ、甲の抑えの重要さを学んだ。
2236NAは靴の造り方は昔からさして変わっていないことを気付かせてくれた靴。昔ながらのフォルムやデザインから古さを感じていたのだが、実際履いたみたら目から鱗。昔から変わらずに存在し続けている理由であろう素晴らしさを実感中。まだ履き下ろして間もないのでこれからもまた新たな気付きを与えてくれることだろう。

今年買い足した3足の内2足は中古で購入。新品購入にはないリスクはあるものの財布に優しいことは否めない事実。財政難なら中古を選択肢に入れておくのは悪くない。

中古購入も活用して靴を増やしたのは良いのだがそろそろ下駄箱が一杯。オン用オフ用ともに一通り必要な靴は揃っているように思うが、手持ちの靴で補修が必要間近のものも増えてきている状態。

2018年は三月に一足予てより欲しいとおもっている靴を購入するのと、インバネスの前線復帰計画を実行しようと思っている。
インバネスはファクトリーで購入した初めての革底靴で思い入れと愛着の強い靴。不幸にも私の手入れ練習靴のような役割を担ってくれて、恐らくそのせいで色抜けが酷い状態(不良箇所は色抜けではない)。今のままでは晴れの舞台に履いていくには心に引け目を感じてしまうので、プロに染め直しを依頼してみようと。

それと03DRオールソールで始めた靴底消耗対策を継続していく。次回03DRのメンテ時に対策内容と経過を報告する予定。簡単に説明すると03DRのソールにステッカーを貼り付けソールの消耗を遅らせようという企画。ステッカーの剥がれなども含めた耐久性と履き心地歩き心地への影響評価中。04MRは普通に靴底へのオイル補給と毛羽寝かせ作業を続けてソールが多少なりとも長持ちするかを確かめて、03DRのステッカーと比較していく。
今度オールソールする革底靴では爪先にもステッカーを貼って爪先消耗対策にはどの程度効果があるか確かめてみる予定。
結局素の革底で履くのが最も良いという結論に落ち着くことも十分にあり得るけど、選択肢を持っておくのは無いよりベターだと思うし、様々な消耗対策を経験した上での選択には説得力とその人にとっての合理性が生まれるはず。

メンテナンス方法はブラッシングとカラ拭きを基本とすることに定着してきたようだ。クリームを塗らないことで感じていた不安や不満はほぼ無くなった。革のポテンシャルにぶら下がっているだけかもしれないという一抹の不安はないでも無いが破綻したらその時に考え直せば良いのかなと。
今後もまずは革そのものの美しさを引き出せるようにブラッシングとカラ拭きを続けて行くつもり。革そのものの美しさを引き出せるようになったと自信を持てるようになったら鏡面などの化粧的な技法に目を向けてみようかと思っている。



今年も1年、コメント頂いた方々をはじめ大変お世話になりました。備忘録として始めたブログですが、激励の言葉を掛けて頂いたり、靴に対する思いや経験を共有できて望外の喜びとモチベーションを感じています。お手入れでもコメント管理でも失敗ばかりの拙い失敬なブログではありますが、今後もお付き合い下さると嬉しいです。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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