2017年12月18日月曜日

靴のお手入れ 2017/12/17


今夜のメンテは2236NA。
手許に来てから1週間。馴染ませるために連投含め5回も強行登板させたのでこの辺りで1度クリームを入れてしっかり手入れすることにした。






到着初日のメンテ直後から散歩に履いて出たのだが、履き心地歩き心地の良さに心を鷲掴みされてしまい、翌日から毎日のように履き倒してみた。馴染ませるには連投させるのが効果あるように感じている。履いた湿り気の残る状態で更に履き続ければ、革が伸びやすくなって足なりに変化しやすくなるのではないだろうか。そのせいか、この1週間の無茶な履き込みで随分馴染んだ。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・リムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・カラ拭き
・クレム1925黒を塗布
・化繊ブラシ
・カラ拭き

ソール
・水拭き
・コンディショナー
・ゴリゴリ
・カラ拭き

コバ
・水拭き
・カラ拭き
・コバインク
・クレム1925
・化繊ブラシ
・カラ拭き

内部
・水拭き
・デリケートクリーム



まだメンテしなくても大丈夫そうだけど馴染ませも一段落したので靴を労る。


ご多分に漏れず履き口の踝部分が乱れてきている。
ヒールはとても深く感じる。右の踝は履き口で下から突き上げられたが、手で揉むようにしたせいか痛まない所まで馴染んでくれた。


爪先はまだまだ減るだろうけど、思ったより減りは穏やかそう。


このゴムヒールはなかなか減らない。



ソールの減りはゆっくり目のように思う。



フットベッドが形成されてきた。
左足親指付近のはみ出た接着剤は、履いていて違和感があったので出来るだけ取り除いた。まだほんの少し違和感があるがこれ以上は対処が難しい。右足のはみ出た接着剤はあまり影響が無いので今の所は放置。


デリケートクリーム入れた後にカラ拭きした様子。店頭で目にする2236とは異なりかなり艶がある。前の持ち主のメンテが良かったのだろうか。






リーガルの古くからある定番はこの靴が初めて。
デザイン的にあまり惹かれる部分が無かったのと、ゴムヒールや中敷きのリーガルロゴなどから古臭さいイメージが先行してあまり気にしていなかったのだが、近頃型押し革に興味を持ち始めたのと、定番の定番たる理由を知りたいという好奇心からこの靴と出会うことができた。
試し履きを何度かしたことがあって、いつものサイズでは踝が甚だしく突き上げられてしまうのでハーフ下げの25なら履けるかも知れないと思っていたのだか、サイズ25で正解だったようだ。
同じサイズの04MRと比べると全体的にやや大きめな造り。ジョイント幅、高さ共にこちらの方が少しゆとりがあり、甲もこちらの方が少し高め。ヒールカップもやや大きいが、高さがあるせいか、しっかりした月形芯のせいかこちらの方が抜けにくい。履き口周りはこちらの方が小さく、とくに足首側は足に食い込みそうな程。左足はタンと羽根が食い込んで履き始めに痛みを感じたものの、踝を攻撃する程高い踵と足首際まで覆うタンと羽根のお陰で足がしっかり包まれている感覚があり安心感がある。しっかり紐を締めると足がキッチリ固定される感じ。
半敷きの下にはクッション材が入っているようでこれまた履き心地が良い。踏まずに近い所までフィット感があり前半部分のフットベッドと相まって足裏全体のフィット感は04MRを凌駕する。

04MRよりほんの少し大きめな造りが幸いして私にとって絶妙なサイズ感なのだろう。指先まわりもゆとりがあると言える程ではないがタイトな感じではない。
履き口周りと踵の馴染みが進んだら手持ちの靴の中で最も気持ち良い履き心地の靴になりそうな予感。
沈み込みが大きいと羽根が閉じ切ったりしそうな懸念もあるけれど、相性が良さそうな靴に巡り会えたようで嬉しさしきり。
1週間程休ませてからまた履き込んで行くとしよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

承認制にはしていますが、コメント歓迎です。
お気軽にどうぞ。