2018年1月5日金曜日

靴のお手入れ 2018/1/4

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

2018年が始まった。
今年の計画は一足新規購入と染め直しやオールソール等靴の維持修繕がメイン。
2017年も同じようなことをいっていたような気がするけれど、実際オールソールが必要なタイミングの靴が幾つか出てきているので今年を修理無しで乗り切るのは難しいだろうと考えている。
他はいつも通り、気が向いた時にメンテを実施していく予定。




今日のメンテはW10BDJ。
見ての通りウイングの外側の汚れが目立ってきたのと他にも何カ所か汚れが気になるので清掃が主目的のメンテ。
正月休み最終日なのと購入から丁度二年を経過した節目でもあるため今回は腰を据えて手入れをすることにした。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・リムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・カラ拭き
・リーガルクリーム茶をペネトレイトブラシで塗布
・化繊ブラシ
・カラ拭き

アウトソール
・水拭き
・リムーバー
・コンディショナー
・ゴリゴリ
・カラ拭き

靴内側
・水拭き
・爪先の埃を掻きだす
・デリケートクリーム

コバ
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・カラ拭き
・リーガルクリーム茶
・化繊ブラシ
・カラ拭き
・コバインク
・リーガルクリーム茶
・化繊ブラシ
・カラ拭き







屈曲により生じた皺や擦り傷に細かい汚れが入り込んでいるようだ。ブラッシングでもカラ拭きでも綺麗に出来ない所が少し厄介。だが発想を変えれば汚れたら掃除すれば良いだけのことなので、メンテする良い口実にもなる。明るい色目のこの靴は汚れが目につきやすいので一番メンテ頻度が高い気がしている。


アウトソールもしばらく補油していないような気がする。




爪先と踵の消耗具合は前回から余り変化していないようだ。爪先のコバが荒れている。



二年経過時点でのインソールの状況。小指薬指が当たってライニングを消耗させているようだ。







踵のライニングは一部擦れているけどまだ文字や印字も残っている。今回は万遍なくデリケートクリームを入れた。







屈曲による革同士の擦れや傷等の銀面が痛んでいる部分と革の断面などから水分が浸透し易いようだ。







念入りな水拭きで目立った汚れはだいぶとれたようだ。ゴシゴシと水拭きすると銀面を痛めそうなので優しく気長に拭き取るようにしている。



更にリムーバーを掛けて水拭きした様子。ここでもコットンパフには多少汚れが付着する。

ここでアッパーの乾燥がてら靴内部にデリケートクリームを塗り込み、アウトソールをメンテする。




水拭きした様子。
右足外側のステッチが大分切れてしまっている。歩き方のせいだろうか?


コンディショナーを塗り込みビンの底でゴリゴリ。左足だけ完了。


両足完了。








デリケートクリームを全体的に薄く塗り込んで、水拭きしてカラ拭きした様子。
元からよく光る革だけにこの時点で艶は充分。


リーガルクリームをほんの少し伸ばして化繊ブラシで馴染ませ、しつこくカラ拭き。その後購入から二年を経過して初めてコバインクを塗布。他に所用もあり3時間程乾燥させた。
爪先の荒れた部分も少しは誤魔化せたようだ。今度紙ヤスリも買っておこう。














コバインクが乾いたらコバに再度リーガルクリーム茶を塗布。少ししてから化繊ブラシとカラ拭きで余分なクリーム落としと艶出し。
少しは綺麗になったかな。
締め括りに新しい靴紐を通して完了。


オフの日に最も履いている気がするこの靴。今回の汚れの主な原因は、前日に河川敷で凧揚げをしたのと砂っぽい公園で走り回ったこと。そんなある意味苛酷な使用状況が多い中でも今の所はどこ吹く風といった感じでビクともしていない様子は頼もしい。オフの日に履いて出るとその歩数はビジネス使用の倍以上という日が多いのだが、昨日は一万六千歩強でアプリによれば13キロ以上の距離を歩いたようだ。そんな使い方でもソールはもう少し先まで持ちそうに見え、耐久性も見た目と違わず結構ありそう。
フィッティングが少し緩く感じる部分もあるけれど、終日履き通しで10キロ以上の距離を歩いても、痛みやキツさ等の不快な感覚は皆無なので私の足に馴染んだと言って良いのだろうと思えるし、多少緩く感じる程度のこういうフィッティングも1つの解なのかも知れないと思う。
二年を経過して傷がついたり履き込みによる経年変化もしているけれど、これと言って悪い点は見当たらない。
ライニングやアッパーのダメージ入っている部分を労りながらこれからも積極的に登板させて行こうと思う。

こんなコンセプトのビジネス用の靴をリリースしたりはしないのだろうか。フルブローグは似たようなコンセプトで二品番あるのだから、素材もジャパンメイドの内羽根ストレートチップを是非作って欲しいなあ。


0 件のコメント:

コメントを投稿

承認制にはしていますが、コメント歓迎です。
お気軽にどうぞ。