2018年11月4日日曜日

靴のお手入れ 2018/11/3


今夜のメンテは02DR。
随分メンテしていないのでそろそろメンテしようかと。
主目的は保湿補油。



最後のメンテが去年7月の丸洗いなので、一年と3ヶ月ぶりのメンテ。
保湿補油が主目的なのだけど、先日長い距離を歩いたら親指の付け根を噛まれてしんどい思いをしたので、内側からデリケートクリームを入れて噛まれ具合の改善を図りたいというのも目的の一つ。
最近、健康維持・増進の為に歩く距離を伸ばしているのだが、登板頻度が低い靴で長距離を歩くと靴擦れになったり噛まれたりと結構散々な目にあっている。
登板頻度が低いと足が靴を忘れることもあるようで、履き慣らしの時に靴擦れでこの靴に対応した厚さになった皮膚が、あまり履かないでいるうちに以前の厚さに戻ってしまい、履いて結構な歩数を歩いたりすると再び靴擦れになるようだ。
また、長い距離を歩かないと見えてこない履き心地もあるということに気付いた。
今までの私の”普通”は通勤に最寄駅や停留所まで徒歩5分から15分。
今回の長距離というのは徒歩40分から45分。











踵はトップの一つ下の層がガビガビして酷い状態なのと、アウトソールがカサカサなのでこの辺りは念入りに手を入れよう。

メンテ内容

アッパー
・ブラシ掛け
・水拭き
・ステインリムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925黒
・化繊ブラシ
・拭き取り
・馬毛ブラシ
・乾拭き

コバ
クレム入れる前のタイミングで
・毛羽寝かせ
・コバインク

アウトソール
・水拭き
・ソールコンディショナー

メンテ中に異常発見。



羽根の付け根部分がほつれた。
拡がると困るのでその場合はすぐ修理に出すようにするつもりだが、オールソールも近いのでもう少し様子を見てみる。








内部にはデリケートクリームを多めに入れ、噛まれた親指付け根付近には意識的に多く入れた。
踵のガビガビは、毛羽寝かせの効果も手伝って随分落ち着いたようだ。
アウトソールはコンディショナーを塗った直後は補油された感じがありありと出ているが10分も経つと画像の通り白い部分は乾いているようにも見えてしまう。
今回も私としては結構コッテリと塗り込んだつもりなのだけどもっとたくさん塗り込むべきなのかも知れない。

一年以上空いてのメンテなので腰を据えてフルメンテを実施したのだが、コバの毛羽寝かせ作業の負担が思いのほか大きく、かなり消耗してしまった。結局トータルで3時間半。あまり酷い状態になる前に少しづつメンテしていた方が、靴にも持ち主にも良さそうな気がしてきた。草臥れたので経過や履き心地はまた今度。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    確かに、ある程度コマメにお手入れした方がいいかも知れませんね。
    体力(?)の問題もありますが、靴の傷や痛んだ所に早く気付くという利点もありますから。

    話は変わりますが、先日、気付かない内にガムを踏んだらしく、革底から剥がすのが大変でした。(笑)

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  2. チルットさん

    コメントありがとうございます。
    ですねぇ。私の場合、普段のブラシ掛けと乾拭きは結構いい加減なことも多いので、異常を見逃していたのかも知れません。
    製造からそれほど経過していない革の場合、クリーム頻度はあまり高くなくてもすぐには破綻しないことが実感できてきたので、これからは程ほどにクリーム入れていくようにしようと思います。(といいつつ、普通に半年とかの間隔になりそうですがw)

    ガムとはまた厄介なものを…お察しします。
    乾燥したと思っても内部はまだ粘着性が残っていたりして取りきるのに結構な手間が掛かる上に、革底だと、取り除いたはずなのに付着した場所によっては暫くは跡が目に付いて気になったり…。

    私は先日銀杏の実を踏んだ跡が残ってげんなりしました。掃除したら銀杏の汁でカブレたりしないだろうかとメンテは後回しにしていますw。いっそのこと雨の日に履いて銀杏の汁気を抜いてやろうかな、などと邪なことを考えたりしています(笑)

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