2022年7月31日日曜日

REGAL 204S CC ~買いました~

 


ワードローブ再構築の第2弾はラウンドトウの外羽根5穴プレーントウ。
前記事のインバネスを見つける原因になった、伊勢丹別注品でセールに掛かっていた気になる靴というのがこれ。伊勢丹のウェブで靴について説明があってそれを見たらひょっとしたら良いのではないか?と思って足入れしに行った。

ウェブでこの靴の情報を纏めると、

木型は01DRの木型をリファインしたものを更にリファインしたもののようで、要は伝統的リーガルと比べ踵小さめで指先は余裕ありながら、各所小さめに作った靴かな?と。

伊勢丹のウェブでの情報


上質なカーフを使っているなら足当たりも柔らかいかも。上品な艶というなら実物を見たい。タンナー名は私は聞いたことないが有名なのかも。


ラストの説明。内振りに振られていて指の負担が少なそうでいながら踏まずは絞り込まれている。履き心地良さそう。で”ボリュームを絞り…”ってあるからユルユルではないんだろうね。踵も上側が少しすぼまっているし、履き口が小さめっぽいから、04MRの抜ける踵よりはマシな踵である可能性に期待できそうな気がする。



で上の説明にある「190S」のラストの説明がこれ。01DRラストをベースにつま先形状をセミスクエアに(つまり01WRのラストかな?)し、ジョイント幅の比率を増やしたと。
ということは、204Sのラストも01DRと踵部分は共通しているように読み取れるので、大きい踵ではないだろうと。若年層とか若い世代とか繰り返し出てきて自分が販売ターゲットから外れているのを強調されているようで皮肉に感じるが、ユルガバな靴では無く、踵と甲で押さえて指も楽に履ける靴なのではなかろうか、と推測。うん、足入れしてみたい。

更に調べてたら追加情報が。




















195S/196Sは204Sと同じ木型を使った靴。どうやら以前あった別注モデルの木型をリファインして踵は01DRと同じ小さめの踵を採用した木型ということらしい。

で、実物にご対面。


あらら、銀摺りされているのか。が第一印象。
2504などのガラス革ほど表面の樹脂が厚いわけではないが、毛穴の見えない人工的な表面。
31ERのソフトステアを彷彿とさせる樹脂感。
クレム載せたら余計に樹脂感が強くなってしまった。

で、サイズ26に足入れさせてもらった。26.5から足入れするの忘れてしまった。
銀摺りされていてもカーフだからかとても柔らかい感触の革。ソックシートはクッション性が高く踏まず付近にちょっとした盛り上がりも作ってあって、足当たりがとても柔らかい。

足入れした感じは、全体的に低く狭い。
が、指は横に大運動会できるほど伸び伸びしている。03DRよりも余裕がある。が、高さは余裕なし。ブリストル並みに低いか。ブリストルよりハーフサイズ上がっていて同じくらいに感じるのだから低いと思う。一の甲スカスカのインバネスより当然低い。で、ボールガースがキツく、ジョイント幅も狭い感触。これはボールガースもボール幅も、同じサイズのインバネスより小さく狭い。ボールガースがタイトな上、ジョイント幅は私の足のほうが大きいのでジョイント部分の甲革が横に膨らみ、そのせいでジョイント部分の高さが余計に低くなってしまっているのか、二の甲の立ち上がりがとても急な感じになり、結果として、しっかり紐で押さえられる感じになっている。三の甲もしっかり押さえられているし、履き口周りも小さめなため、固定も抑えも充分にできている。踵のホールド感は内羽根の03DR以上にある。カップの大きさは同じくらいに思う。やや深さが浅いか、ソックシートのクッション分の差かも。カッチリ固いヒールカウンターのインバネスには及ばないが、外羽根なのに内羽根並みにホールドを感じるのは秀逸なのでは?
そしてウエスト部分から踵にかけても随分狭い。インバネスはウエスト近辺は触れるか触れないか程度だが、この靴は包み込むというか足より小さい感じで圧迫感がある。

というわけで、25.5も試させてもらい、入るには入ったがジョイント幅が狭すぎる感じで26が良さげ。
甲と踵とジョイントで足を固定し指が楽に履ける靴。
ただ、ジョイント幅はインバネス以上に足りない。
が、革が柔らかいからか苦痛はなく、何とかなるだろうと踏んでフィッティングはクリアとした。

あとは銀付き革ではない所が残念なのと、ダブルソールで返りがやや悪そうなことが引っかかるが、価格はセールでほぼ3万、革底でこの履き心地なら試してみたい気持ちもある。銀摺りなら手入れが楽な場面もあるかもしれない、手入れのし甲斐がないと思うかもしれない。3万出すならネットで01DR買えばよいのでは?とも思う。だが、プレーントウはあまり選択肢がなく、スーツをあまり着ない環境ではプレーントウを履きたいという思いが強いので今回は買ってみることにした。

価格的にはリーガルの季節性商品の主力GYWゴム底商品群の価格帯で買えたことになる。
季節性商品にも02PRとか稀に小さめの靴が出てくることがあるけれど、これはただ小さめなだけでなく、指が楽で踵も抜けにくい点で秀逸。これでヒールカウンターしっかりさせて銀付き革載せたらリーガル上位クラスの靴になれるのではないかと思ってしまう。
革が頼りないくらい柔らかい感じな上に樹脂が乗っているせいで安っぽさも感じてしまい、型崩れや伸びなどによるフィッティングの変化が大きくなりそうだと不安にもなるのだけれど、小さめ低めな作り以外にもダブルソールでカッチリした接地感があったりと良い部分もあるので、どんな履き心地になってくれるのか楽しみでもある。




因みに甲が低すぎて入るシューツリーがなく焦っていたが、甲が薄すぎるツリーでどの靴の履き皺も伸ばせない為未使用だったコロンブスのキーパーが入った。


何気にダブルソールでした。


気にせず履けるようハーフラバーとスチール装着。


2020年5月製造だから、2年程眠っていたみたい。


少し室内履きしてうっすらフットプリントが見えるけれど、、親指と母指球がこんな位置って大丈夫かな。靴が想定するジョイントより私の足のジョイントがやや後ろにずれているように見えなくもない。まぁ、履いて歩いて履き皺入ればわかるかな。

実物ご対面直後の画像だけ、メンテ後のもの。他はメンテ前の画像。
今後はデリケートクリームだけでよいかもしれない。

さて、これで甲と踵で押さえ指に負担なく履けそうな靴が2足増えて都合3足になり、最低限のローテーションは組めるようになった。
ストレートチップ(526F)、外羽根5穴プレーントウ(204S)、内羽根フルブローグ(03DR)。
スーツ着ないならこれでも十分な気がするが、もう少し揃えますかね。雨で浸水すると乾かすのに中2日では心もと無い時も出て来そうだし。

ではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

承認制にはしていますが、コメント歓迎です。
お気軽にどうぞ。