今回もオクで落札してしまった。
リジェクト品の50番ラストのサイズ25.5。
ここ一年で相当な数の靴達を取捨選択して手放したにも関わらず、もうそろそろ靴は置き場が限界を超えてきている。01/02DRの黒は履き下ろしたいが未だに箱から出せていないような状況が続いているし、オン用オフ用ともに指に支障がでない今の私の足にあった靴が数も揃ってきているから購入ペースを抑えようと思ってはいるのだが、見つけてしまうと中々購入を抑えきれない今日この頃。
ただ、これでも自分なりに抑えてはいる。新品の10EL(W10BDJの後継)のサイズ26だったり、中古だけどコードバンで程度よさそうなW179のサイズ26だったりを落としに行けば落とせたと思うけど、それらは欲しい気持ちよりも抑える気持ちが勝ったので見ているだけにした。
だけどこの靴は素通りできなかった。
この靴と同じシリーズの靴であるプレーントウのW18Rをサイズ25で相当タイトに履いている。足のサイズが大きくなったと自覚する前に購入したものの、サイズ25でも指に支障がでないので手放さずに頻度は低いもののローテーションに入れている稀有な靴。履いている中で感じたのは、恐らくハーフサイズ上の方が足にあっているのだろうという思い。サイズ25.5を試してみたいという思いをここ数年持ち続けていた。
数年前にリーガルの季節商品で50番ラストの靴がラインナップされたことがあった。それらはオイル革でもちろんゴム底。価格もいつも通りの3万前後。廃盤時にでも25.5を手に入れようと考えていたのだが、廃盤に気付くのが遅れて、なんやかんやで入手できずじまい。50番ラストのハーフサイズ上を履きならしてみようという思いは失敗に終わったのだった。
そんなところに、あまりアクセスしないラクマで見つけたこの靴。
セラーの画像をパッと見た感じでは、新品で試し履き程度っぽく、箱もシューバッグも付属するという文句つけようのない状態に見え、価格は正価から3万円引きの33,800円。
価格的には、この靴が正品でこの価格なら安いと思い、じっくりセラーの画像を眺めた。
画像をよく見ていると、アウトソールにシールをはがした跡があるのが気になった。私のW18Rにはアウトソールにシールは貼られてなかった。新たに仕様変更か何かでアウトソールにシールを貼り付けるようになりそれを剥がした跡か、あるいはリジェクト品を示す黄色いシールを剥がした跡が考えられる。リーガルの革底には基本シールは貼られていないので、おそらくこの靴はB品だろうと踏んだ。
セラーの画像にはリジェクト品を示すNマークは写り込んでいない。いやでも写り込まないようなアングルで撮っているようにも見える。以前中古でW194 を落札した時に到着してからリジェクト品と分かってがっかりした記憶があるので、リジェクト品だろうと思けど、セラーに確認してみることにした。するとやはりNマークがあるとのこと。
リジェクト品ならば、それを謳わずに値付けしているのだから少し価格交渉をしてみることにした。もうこの時点で買わないという選択肢は限りなく無くなっている。
今のこの靴の正価は63,800円。ファクトリーストアでのB品のデフォルト価格は正価の8割が相場。なのでこの靴をファクトリーストアで今買うとしたら5万を超える。今の価格でも十分にお買い得なのだが、切りが良く、買い逃したリーガルの季節商品の価格でもある3万でオファーしたらあっさり交渉成立。買うと決心してオファーした訳ではなかったのだけれど、オファーしたのに買わないわけにはいかないし、どこかに瑕疵があるものの遠目にはそれとわからない程度で、ボックスカーフを載せた50番ラストのサイズ25.5をこの価格で買えるならお買い得だし、他の機会はもう訪れないだろうと思い、ポチって落札。
で届いた靴が上画像。
届いたら箱がW21Rのものだった。このセラーはかなりいい加減だ。
このシリーズの靴の詳細についてはW18R購入時の記事に詳しいのでそちらを。
このアウトソールのシール跡に気付けたのは良かった。
フットプリントなし。
去年の年末に生産された、まだ新しい靴だ。
リジェクト品のマーク
しげしげと細かな部分まで目を凝らして見てみたけど、リジェクト理由と推察されるのはメダリオンの裂けくらい。メダリオンの靴にありがちなリジェクト理由のようだけど、ノーズのてっぺんが裂けてるってのは鼻の頭に瑕があるようなもんだから目立たないといいな。
最近は年のせいで目も悪くなってきているから、履いている時にはあまり気にならなそうな気がする。
左足もほんのわずかに裂け気味。
両足とも皺が見当たらないから、試し履きもごくわずかだったのだろう。
軽く試し履きしてみた感じでは、ジョイント幅がやや狭く感じるものの、指の自由度は大きく踵も01DRの26より少し小ぶりで良い感じ。羽根の開き具合も問題なさげで馴染んでどうなるか楽しみなところ。
履き込んでから快適ならばリーガルトーキョーで50番ラストのパターンオーダーしてもいいかも知れない。似たようなデザインの2235は指が窮屈で長時間の着用がしんどくハーフサイズ上のサイズ26も試し履きしてみるべきとも思ってはみるけど、踝ががっつりあたりそうだし、買い替えるなら50番ラストの方が良いような気がする、なんて遠い未来を妄想したりしてしまうけど、まずは置き場所の確保とツリーを入手しなくてはならない。メタルラックを作って設置しようと構想を始めているが色々あっていつになるか目途が立たない。この靴はそれが実現できるまで、靴箱の中でしばし待機していてもらおう。
ではでは。
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