2016年12月11日日曜日

靴のお手入れ 2016/12/11


今日のお手入れはW10BDJ。
主目的は清掃と甲革への補油。



最後のメンテが6月の後半なので、約半年ぶり。その間の登板頻度は2週に一度程度かと。ブラッシングと乾拭きは履く度にやっているせいか革はそれほど悪い状態ではなさそうなものの、なんとなく汚れてきているように見えたのでメンテすることにした。公園や校庭といった砂っぽいところで砂埃にさらされるとブラッシングと乾拭きをしていても薄汚れた感じになるようだ。表面にクリームが残っているのかも知れない。

お手入れ内容
・馬毛ブラシで埃落とし
・ステインリムーバーをコットンパフに付け全体のクリームを落とす。
・濡れ雑巾で水拭き
・ぼろ布で乾拭き
・リーガル純正クリームのブラウンをペネトレイトブラシで薄く伸ばす
・化繊ブラシで全体をブラッシング
・ぼろ布で余分なクリームを擦り落とす
・馬毛ブラシでブラッシング
・グローブで磨く

今回はデリケートクリームを入れようかとも考えたのだが、革が元気そうに見えたので見送った。
今回この靴では初めて、ステインリムーバーで汚れ落とし。使っても深刻な問題は全くないだろうけど、気分的にリムーバー使ってすぐに濡れ雑巾で拭った。
そのあとマットな状態で試しに乾拭きしてみたが、それだけで艶がでる。
このグレージングキップはグレージング処理されているから素の状態でも艶があるのだろう。

その後はいつも通りのメンテで靴紐換えて終了。

それにしてもこの甲革、皺は目立ちにくくて細かく、艶感も程よくあって綺麗な感じがするし、足馴染みは良いし、雨もそれほど気にしなくて大丈夫そうで、すごく好みだ。この革を使ったビジネス用の黒靴が欲しくなってきた。


コミュニティで靴紐換えて靴の雰囲気を変えておられたのが素敵だったので私もちょっと遊んでみた。


色を紺色に。紐のセルを鳩目と似たようなものにしてもらった。紺の色目がもう少し濃いとよかったが、これはこれで良い。




純正の紐は計ったら93センチもあった。5穴用にしては長いし、底が沈んできて紐が余計に余り気味だったこともあって81センチで作ってもらった。

そして嬉しい気遣いと感じたのがこれ。



 革がセルの金属部分と擦れて黒ずまないようにと紐をセル先端の少し外側まで敢えて出してくれている。
ぼんやりしている私には思いつかない靴への気遣いと、そのさりげない提案。ここのお店では至極当然のことなのかも知れないが、この店員さんに心をギュッと掴まれてしまった。

今日はこのことだけでとても幸せな気分になれた。

今日接客してくれた店員さんに感謝。今度はお金を貯めて紐ではなく靴を買いにいきますよ。

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