2017年10月8日日曜日

靴のお手入れ 2017/10/7


今夜のメンテは3085SF。
最近オフには新たに購入した3046SFを履き慣らす為にメインで履いていることもあって若干登板頻度が下がり気味のブリストル。3046SFを購入した一週間後に右足親指付近に目立つ汚れが付着したのでその汚れ取りを目的としたメンテ。実際の作業を始めたのは8月25日。最後のクリーム入れを本日行った。



メンテ内容
・濡れ雑巾で全体を拭う
・ステインリムーバーをコットンパフに付けて優しく撫でる
・濡れ雑巾で拭う
・部分的にシミになったので濡れ雑巾を被せて一晩置く
・乾燥時に両足にデリケートクリームを入れる
・一月以上乾燥
・クレム1925無色をペネトレイトブラシでいつもより多目に塗布
・20分ほど置いて化繊ブラシでブラッシング
・カラ拭き

6月の初旬にメンテしているから約3ヶ月ぶりのメンテ。汚れが付着しなければこのタイミングでは特にメンテはしていなかったと思う。上の画像でも視認できるかと思うが、何やら油性っぽい黒いものが付着してしまったので帰宅後にすぐ汚れ落としを開始した。



靴紐で擦れてしまうのだろうか。タンの部分の一部が変色している。


今回の汚れ。何に触れたのやらブラッシングでは落ちない汚れ。


切り返しが落ちている部分周辺も汚れているのか周りとは明らかに色味が事なる。


まずは全体を水拭き。
水分の入りやすい所から色が濃くなっていく。随分前に付けてしまった左足の羽根部分の傷がよく見える。向こう傷みたいだw。


今まで使っていたコットンパフは娘が窓を開けたときに窓の外に落ちてしまい、あいにくの雨模様の上、拾うのが危険な場所だったのでそのままずぶ濡れになってご臨終。
新たに買い足しに近くのスーパーへ行ったら袋状になっているコットンパフがあったので使ってみる。ブローグや縫い目などで毛羽立つことが少ないとよいのだが。


両足ともにステインリムーバーを掛けたが、クリームはニュートラルしか使っていないのにパフには茶色系の色が付着している。砂などの汚れか、革の色が少しづつ落ちているのかも。


気になっていた切り返しが落ちている付近の変色部分はリムーバーでも落ちないので汚れではなく、革の表面が変化したもののようだ。擦ったりして表面がザラついてしまったのかな。


汚れた部分だけ少し念入りに撫でただけで付着した汚れはおおかた綺麗になった。


この後リムーバーのヌルヌル感を取り除く為水拭き。


うむ?右足の甲の縫い目部分に水分が残って乾くのに時間がかかっている部分がある。


ステインリムーバーを潤沢に使いすぎて縫い目部分に多くのリムーバーの水分が含まれてしまったようだ。


シミにならなにと良いなと思いつつ、辛抱強く乾燥を待ったが、やはり濡れていた分がそのまま跡になって残っている。


左足は問題ない。


一度15分程度、濡れ雑巾を爪先だけ被せて湿らせてから乾燥させてみたけれどシミは残ったまま。


仕方ないので雑巾を緩めに絞って、全体を湿らせることに。一晩雑巾を被せておく。


翌朝、全体的に充分湿った。


シミになった部分も濡れて周辺と同化した。



そしてデリケートクリームを両足に軽く塗ってから乾燥させたら、シミは消えてくれた。ふう、良かった。

この後一月近く経ってからクリームを入れる。何となく気力が湧かなかったのと乾燥後のカラ拭きでも結構艶があってこれはこれで良いかもと思っていたから。


今夜はクリームを少し多目に入れてみた。クレム1925のニュートラルは黒に比べると艶の出方が大人しいような印象があったけれど、今回多目に入れたらかなりギラリとした艶感になった。スッピンで革本来の控えめな艶も良いけれど、たまにはこのようなクリーム塗ってます的な光らせ方も良いかも。


少し多目にクリームを入れたら変色部分も目立たなくはなった。よく見ると少し黒済んでいるようだけど、まぁ良しとしよう。



汚れもシミも無事に見えなくなった。
目的は達成。


もうあと二月もすると購入から2年を経過するこの靴。休日にしか履いていないこともあって登板回数自体が他に靴に比べたら少ないこともあるとは思うのだが、未だに爪先修理をしていない。私の手持ちの靴の中ではこれほど長期に渡って爪先修理をしなかった革底靴は他にない。スクエアトウというのも爪先が減りづらい要因の一つか。


踵の減り具合もまだまだこれからといった状態だが、減りの左右差が少し気になる。そもそもの歩き方が原因なのか、タイトなことが原因で歩き方が他の靴の場合と違ってしまっているのか。今度履くときは歩き方を少し意識してみよう。



それと他の靴でもあることだけれどブラッシングが原因と思われる縫製糸の毛羽立ちがこの靴でも。画像ではわかりづらいかな。あんまりゴシゴシやると糸がいずれは擦り切れてしまいそう。ブラッシングはメンテの基本のきと思っているから止められないだけに、気にし出すとジレンマに陥る。気にしないでおこう。

そろそろ2年経つだけあってあれだけタイトだったこの靴もタイトに感じるのは履き始めの数十分程度になってきた。その後はなんとも心地良い履き心地が続くようになったので、漸く自分の1足になったように思う。ただ、履き始めが未だにタイトなジョイント付近は上から見ると小指の部分が少し膨らんで形が崩れてきている。指で触ると変形がよく判る。私の足には狭すぎるジョイント幅なのかどうか、私にはまだ判断がつかない。

そろそろ、色つきのクリームをいれることも考えようかな。何色が良いのか物色してみるとしよう。

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