2017年10月9日月曜日

靴のお手入れ 2017/10/8


今夜のメンテはW10BDJ。
まだ艶々していてクリーム入れなくても良さそうだけれど、右足爪先にまた部分的に汚れが刮げとられたような跡ができてしまったので、その跡を消すのが主な目的。




最近こういう汚れが目に付くのだけど、着用を繰り返しているとブラッシングとカラ拭きでは落ちない、今回ように跡でも残らないと一目では判らないような薄らとした汚れが蓄積されていくようだ。茶靴だからそれと気付くけれど、黒靴だとあまり気付かないかも。

メンテ内容
・濡れ雑巾で全体を拭う
・ステインリムーバーをコットンパフで塗布
・すぐに濡れ雑巾で拭う
・アッパーの爪先だけレーダーオイルを塗布してペネトレイトブラシで擦る
・残留オイルをカラ拭きで拭き取る
・リーガルクリーム茶をペネトレイトブラシで多目に伸ばす
・20分程度置いてから化繊ブラシでブラッシング
・カラ拭きして余計なクリームを拭き取る



まずは雑巾で水拭き。水拭きでは気になっている汚れはあまり取れない。



ステインリムーバーをコットンパフに潤沢に含ませて撫でていく。水拭きよりは汚れが取れるのが実感できるけれど、リムーバーのヌルヌル感を革に残すのは何となく抵抗感があるのですぐ濡れ雑巾で拭い取る。メダリオンから染み込んだリムーバーは取りようがないので気にしないことにする。



乾燥させてカラ拭きした状態。全体的に汚れがとれたのかサッパリした印象。今回の主目的の汚れ跡はまだ残っているかな。
メダリオン周辺をしげしげと間近から観察していると、汚れなのか元々なのかわからないが斑状に細かい黒いものが点在しているように見える。




爪先部分をちょっと拡大。
上画像、部分的に綺麗になっている所があるのが右足。リムーバーで目立たなくはなったが、よく見るとまだ跡が残っている。
上画像2枚目は左足だが、両足ともに革表面の窪み部分(毛穴?)に汚れか何かが入り込んでいるように見える。ちょっとシミっぽいものもある。

この窪み部分の黒いものが汚れなのか、そういう革なのか、他の部分と比較してみる。



爪先からバンプ部分方向へ視線を移してみると、所々革表面のヘコみが黒くなっているようにも見えるけれど、爪先ほど顕著ではないようだ。とするとヘコみに入り込んでいる黒っぽいものは汚れなのかも。

ブラッシング、カラ拭き、水拭き、リムーバーでも取れないのだから、あとはレダーオイルか丸洗いくらいしか方法が見当たらない。

少し前に3046SFのシボ間の溝の汚れ落としで有効だったレダーオイルとペネトレイトブラシを使う方法を今回も試してみることにする。




コットンパフにレダーオイルを軽く染みこませて軽く爪先を撫でペネトレイトブラシで軽めにゴシゴシと擦ってみる。

レダーオイルとペネトレイトブラシの組み合わせはオイルの吸収されすぎを防げそうに思えて使い勝手が良い。
レダーオイルと塗布した後にペネトレイトブラシで擦ると表面のオイルの幾分かはブラシに吸い取られるようで、オイルの過吸収を防げ、少量を塗り伸ばすのにも適していそう。

爪先をゴシゴシと擦ってみた結果は上の画像の通り。汚れが刮げ取られたような跡は消えたので、汚れがより取れたのだろう。ただ、革の窪みの黒い物はまだ残っているようなので、この黒いものはそういう革なのだと思うことにする。





爪先拡大画像と布でオイル拭き取った状態。メダリオンからオイルが染みこんでいるようなので暫く放置。



メダリオンからのオイル染み込みが目立たなくなったら、いつもより多目にリーガルクリームを塗布して化繊ブラシでブラッシング、カラ拭きして完了。


履き下ろしから1年10ヶ月、もう数ヶ月で2年経過する。オフの日の登板頻度は高くカジュアルシーンの良き相棒。子供と公園へ行く際なども登板させてしまうせいか今回のような黒靴では気になったことの無い汚れ方をするのかもしれない。



ダブルソールだけれど爪先の減り具合はシングルソールの01DRなどと比べも同等か穏やかな印象。


踵の減り具合。まだまだ大丈夫そう。
この靴も左右差があるように思う。私の歩き癖かな。








皺は相変わらず細かい。履き下ろしから間もない時期と比べると少し皺が深くなった部分もあるように思うが、醜い皺にはならず良い雰囲気。



以前も思ったのだけど、ダブルソールの交換時期見極めはどうするのだろう。まずは店員さんに聞いてみるとしよう。

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