2020年8月1日土曜日

靴のお手入れ 2020/08/01


今日のメンテは03DR。
目的は、保湿補油。



この靴も再び履き始める前に手入れしておこうかと。
ざっと見た限りでは特に気になる所もないので、普通に補油保湿する。
少し乾いた感じに見えなくもないけど、
まぁいいやね、気分良く履くためにメンテしておこう。
画像の明るさがおかしいけどご容赦。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・ステインリムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925黒
・化繊ブラシ
・拭き取り
・馬毛ブラシ
・乾拭き

内部
・水拭き
・デリケートクリーム

アウトソール
・水拭き
・ソールコンディショナー
・乾拭き









右足は小指部分があたっている跡がある。
これ、しばらく履いていると屈曲時に小指が潰されるように甲革に挟まれるようになって痛みを感じることがあるから、その跡かも。
左足もキチンとすべての指のフットプリントがある。
フットプリントと捨て寸からみるに、この木型の靴は25.5が正解っぽいな。






皺の状態から見ると、左の皺が多く、右足は綺麗な感じ。
左足は高さに少し余裕があるということの現れかな。

高さに余裕があるからと言って、短絡的にサイズダウンするってのは気を付けた方がよいかも。解決策になる場合もあるけど、指やジョイントが厳しくなる。


踵は経過時間と他の靴の状態と比べるとそれほど酷くはないかな。








前回の04MRの失敗があるので、水分は控えめ、デリケートクリームも控えめ。
バンプ周辺にだけタップリとクリームを入れた。

負荷の掛かっている屈曲部分にはクリームを多くいれているけれど、
デリケートクリームはまだしも、クレムなどのろうの入っている仕上げ用のクリームは、
多く塗る意味に疑問を感じ始めた。
それは、拭き取り時に明らかにその部分からたくさんのクリームが拭き取れるから。
沢山塗って、たくさん拭き取れるなら、革に入っていないのではないかと。

次回からは薄塗してみて、よく吸い込む部分には追加で入れるようにしよう。


まだ靴底の立体感が残っていて凛々しい印象がするこの靴。
この靴底の立体的形状は歩行時の荷重移動を容易にさせるためのようだ。

靴の中底は各アーチを支えるために足裏に沿う形に盛り上げるが、
表底は足のアーチとは反対方向にお椀のように盛り上げることで、
足が左右に若干傾くのを容易にし、
歩行時の着地から蹴り出しまで、踵から足の外側、そして中指、親指付け根へと荷重が移動しやすくしている、
ということらしい。

その恩恵がどれほどのものかは、あまり実感がないけれど、
理にかなった歩き方になるように補助してくるというのは有難い。

フィット感を求めてサイズを落とすと、指が動きにくかったり、
踏み込み部分の幅が足らなくてうまく蹴り出せなかったりということを感じる時がある。
歩き方の観点からも、サイズ選びは慎重にしないといけないなと思う。

心地よいフィット感でも、歩き方が変わってしまったり、荷重の移動がうまくできないのでは、疲れやすい靴になるし、足や体に影響が出るかもしれない。
サイズ選び、この木型の靴でももう少し掘り下げてみようかな。

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