REGAL 2393 East Coast Collection ～買いました～

 

また靴を落札した。

2235①の代替になるやもとポチってみた。

指に問題が出た2235①の代わりをどうするか思案中のこの頃。

ハーフサイズ上げた2235④では色々と高さが高く、履き口が狭い事もあり深い靴という印象。馴染みが進めば気にならないのだろうと思うものの、もう少し私の足の造形にあった靴はないものかと考えているところで目にとまったこの靴。

East Coast CollectionはSlip onをよく見かけるものの、ほとんど知らない。

SHETLANDFOXの源流とかパターンオーダーの名称でもあったとか色々と情報があったが、高級ラインの一つだったらしい。各所の造りも2235より手間とコストがかけられているようで、高さはノーズの形状から2235より低そうに見え、状態もそれ程酷くなさそうに見え、価格も2235より随分割安だったので、うまくいけば私の望みにハマるかも？と思って入札。今回も人気がないのか顔色が悪いからか競合せず無事落札。

踵、爪先、アウトソール、フットプリントの状態からさほど履いてない感じ。

ウエルトとソールの接着が部分的に剥がれているのと、ちょっとした傷が幾つかある程度で悪くなさそう。歩いたら音が鳴るかもしれない位かな。

ソールに飾り釘が打ってある。色々凝ってる靴なのかも。

水とレダーオイルとデリケートクリームとクレム1925でオーソドックスに仕上げてみた。

アッパーのシボ革は、2235系のものと似た感じの模様になっているが、

2235系に使われているものより薄く非常に柔らかい。

表面の樹脂感も薄く毛穴がよく見える。

ウエルトのスプリット部分には飾りの縫い糸、ソールには飾り釘、

ヒールは飾り釘の代わりにゴム充填でダブテイル。

ウエルトも360度回っているし、ライニングもすべて革。

手持ちの80年代以降のEast Cost Collectionの載っているカタログを調べたけれど、

2393という品番が載っているものはなかった。

リーガルさんに聞いてみたら、1991年に終売したモデルとのこと。

80年代から90年代前半に造られた靴らしい。また、随分古いなぁ。

オクの画像見た感じ、状態も良さそうだったので2000年以降、

ひょっとしたら2010年近辺位かなと予想していたので、見事に外れた。

さて、内部もしっかり消毒清掃補油して、いよいよ試し履き。

サイズは25.5だから、捨て寸は大丈夫なハズ。

後は高さに問題がなければ2235の代わりになれると思うが、、、

履いてみた感じは、踵、踝OK。

甲低め、親指、人指指の捨て寸OK。高さも低いけど大丈夫そう。

だけど、幅が全体的にやや狭く、右小指が潰れる感じ。

薬指の下に潜り込みそうなほどタイト。これは厳しいか。

タイトだけれど、履いて歩いてみた。

中古の靴は、少し自分の足に馴染んだだけでも大きく履き心地が変わる感じがするので。

懸案の通り、音鳴り（キシミ音）が凄い。

ウエルトとソールの接着が剥がれている部分が

屈曲の度に擦れ合ってキシミ音が出ているように思う。

この幅の狭さと甲の低さはまるでブリストルみたい。

雰囲気も2235とは一味違って、なんだかスマートな格好良い靴に見える。

2235はアメリカの靴の雰囲気だけれど、この靴は英国寄りの雰囲気なのかな？

30分も履けば、小指の潰れもそれほどでもないか？程度にまで馴染んでくるけれど、

ちょっと蹴り出しの時にうまく蹴り出せていない感じがする。

各所とも2235よりこじんまりとしていて、

2235の大きい高いと感じる部分が改善されているけど、

あまり注意していなかった幅に問題があるようだ。

履き慣らすことはできると思うけれど、

指に異常がでたサイズ25の2235の代わりになるかと考えると、

相応しくない。これでは指に負担が大きい。

状態も作りも革も悪い部分が少ないだけに手放すのはなんだか惜しい気分。

見た目も格好良いし。

でも仕方ない。せっかく巡り合えたけど、この靴もリサイクルショップ行きか。

誰かほかの人に履いてもらおう。

足入れしたことのない靴を買うという博打を打ってみたけれど、見事に失敗。

さて、素直に2235/2236探すかな。