2018年8月26日日曜日

REGAL 2235NA ~買いました~ その3


もう一つ落札した靴がこれ。
2235NAの茶。ボロボロだ…。
だけど、実はこちらが本命だったりする。







甲革には深い皺とクラックが群生している上に、深い傷もそこかしこに。


爪先のシャクレ具合が凄い。
キーパーを使わないとこうなるのだろう。


傷だらけでヨレヨレ。


中底は真っ黒だけど、コットンライニングは意外にも然程汚くない。


中敷きのロゴはほぼ摩滅…。
微かに旧旧ロゴが見える。


白タグ付き。この靴を購入した動機の一つ。


やはり製造年不明。
80年代以前、可能性としては70年代のこともあるかもだけど、80年代かな。
ただしこの白タグの縫い付け方、70年代のカタログにあるのと同じように見えるから、70年代の靴の可能性も完全否定はできない。メンテしてみないとわからないけれど、今の甲革より少し赤味が強いようにも見えなくもない。


踵ゴムのロゴは旧旧ロゴ。
ソールは汚さもさることながら、もうオールソール時期で中心付近を推すとペコペコ、つま先も限界。

2235ばかり落札して、今回は3足目にして使用に耐えないようなボロ靴を購入。
Hayate暴走!どころか、Hayate乱心!というのが相応しいかも。

いやいや、さにあらず。
この靴の購入の主目的はクラック対策の検証台になってもらうこと。
2324のクラックに更に何かする前に、私の思いつく対策をこの靴で実施して結果を予め確かめておこうという試み。2足目の2235はこういう靴を探していた時の副産物的なもの。
もう一つの目的は、ニッピの八方揉み革との判別に使うため、茶色の靴の実物が手元に欲しかったから。黒だと色味の違いが判別しにくく、茶色の方が適していそう。
白タグ付きは80年代以前の靴なのだけど、70年代の靴であれば、ニッピの八方揉み革の可能性もあるので、ニッピの八方揉み革と今の革との違いを見つける上で参考になる一次資料の一つにもなるかと。
この靴の年代判別もはっきりとはできないから役に立つかは今の所微妙ではあるけれど。

さて、とりあえず甲革だけメンテして、クラック対策を実施してみよう。

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