2018年8月4日土曜日

靴のお手入れ 2018/08/04 (傷隠しのみ)


今朝はつま先先端を傷つけてしまった02DRの傷隠し。
主目的は表題の通り傷を目立たなくさせること。

先週久々に登板させた02DR。
昨年後半から、検証や馴染ませ目的などで週一ペースで履きたい靴が数足あるため、週の登板メンバーがほぼ固定されてしまい、固定メンバー以外の靴は週に一度程度しか登板機会がない状態が続いている中、先週登板させた02DR。
帰宅後ブラシ掛けしようとしたらつま先に傷を発見。
以前、01DRのつま先傷隠しをした時は帰宅時にブラシ掛けしたので損傷時の画像がなく、なんとなく記録としてもわかりずらかったため、今回はブラシ掛けせずに、ツリーを入れて今日まで放置しておいた。


左足つま先をガリっと。
この傷を付けたと思われる場所に心当たりがある。
橋桁の連結部分にある凹みにつま先が入り込むような形になって足を踏み出した時に引っかかるような感覚があったので、おそらくその時につま先まで擦ってしまったのだろうと思う。その時はコバが傷ついたっぽいな程度の感覚でいたけど、タイルの溝とは違い、連結部分が深かったためキャップまで傷ついたようだ。
側溝の蓋にある穴も要注意だけど、橋桁の継ぎ目にもこれから注意しよう。(あまり通る機会は多くないけど)











まずはほこり落としを兼ねて丹念にブラシ掛けして乾拭き。
最後のメンテが去年の7月下旬の丸洗いだから、すでに一年以上クリームを入れていない。
登板頻度は平均して月に2回弱程度だろうと思う。
タイミングとしてはフルメンテが良いと思うけれど、靴の見た目としてまだ問題はないように感じるのと、登板頻度もそれほど多くないことから、フルメンテは見送ることにした。
登板頻度が低いとは言え履いている感じは少しづつ出てきているように思うものの、同時期購入で高頻度で登板させている03DRと比べるとこちらの方がまだ新しい感じがする。


ブラシ掛けすると傷は少し目立たなくなる。
傷の深さは、同じ一筋の傷でも場所によって違うからブラシ掛けだけで目立たなくなる箇所、ブラシ掛けではあまり効果のない場所がある。

この後、クレム1925黒をペネトレイトブラシに少しだけ取り、傷をブラシで突くようにして、傷の中にクリームの黒色を入れていく。
ついでにコバ先端の白くなっている部分にもクリームを軽く塗り伸ばす。

少ししたら化繊ブラシでブラシ掛けして拭き取り。




傷自体は残っているけれど、かなり近くに寄らないとわからない程度にはごまかせたようだ。まぁ、こんなもんでしょう。目的は達成。

靴に興味を持ち始めたころは、靴を傷つけると精神的に物凄く凹んだものだが、最近は”傷付けてしまったな”程度で、あまり気にならなくなった。
靴なのだから傷付くのが当たり前という考えが腹に落ちたのと、傷一つ無い磨き上げられた理想状態の靴を履きたいという思いが薄れたことの影響かもしれない。

この02DRは履きおろしからゲリラ豪雨に遭遇し、昨年も水洗いが必要な程濡れた路面を歩いたりと、01DRシリーズ3足の中では最もずぶ濡れ及び浸水の機会が多かった靴。そのせいか、私の手入れが悪かったのかわからないが、この靴は小さな皺が多い。





屈曲のよる皺の方向とは違う方向に細かく皺が入っていたりして、鱗のようになっている。
ブラシ掛け、乾拭き、クリーム、水洗い、どれもこの細かい皺には効果がない。
遠目にはわからないのであまり気にしてはいないが、あまり美しくはない。
どうしてこうなったのか、革の特性なのか、手入れが悪かったのか。
明確な原因はなかなか掴めないけれど、履きおろし時のゲリラ豪雨でずぶぬれになった後のメンテがよくなかったのかもしれない。



02DRと01DRのクォーター部分の比較画像。
少しアングルが違っているけれど、鱗状の状態がわかりやすいかと。
クォーターのレースステイ近くの部分は靴紐付け替えの時以外にはあまり屈曲しない部分だけに、どうしてこうなったのやら。

まぁ、こんなこともあるとご参考まで。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    鱗状のハナシ。
    私の靴にも、何足かあります。(笑)
    特に、くるぶしの内側部分の革に多いです。

    恐らく生きていた時の皮の名残なのだと思います。
    ファクトリーで買ったB級品などには、見事にまでのトラや血筋があったりします。(爆)
    B級品には「こりゃ正規品としては売れないだろうな」と思えるものも多くありますね。
    でもそれぞれ革の独特の表情かなと思って履いています。
    さすがにアッパーに入っているものは目立ちますが・・・。

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    1. チルットさん

      コメントありがとうございます。

      鱗状になってしまった靴、何足かおありですか。
      なぜそのようになってしまうのか不思議ですね。
      私は気付きませんでしたが、ひょっとしたらこの靴は購入時からそうだったのかもしれません…。

      鱗状も生きていた動物の名残なのでしょうか。
      血管の跡や皺などは生き物の皮膚の状態として理解できるのですが、鱗状の様態は角質というには大き過ぎる気がしますし、牛の肌がどのような状態だったのか想像ができないだけに、てっきりメンテが行き届かなかったせいと考えていました。
      くるぶし内側には確かに血筋など多い気がします。04MRは分かりやすく、W10Bはウィング部分にもあります。

      鱗状は、私の技量ではどうにかして消せるわけでもなく、近くでジックリ観察しない限りはハッキリとはわからないので、気にしないことにしています。
      が、実は近くでジックリ観察して綺麗な程、遠くからでも綺麗に見えるので、見映えとしては影響があるのだろうなと。

      ひと様に不快な思いをさせる程酷いものでもないので、酷くなっていないかだけ注意して、変化がないか様子を見ていこうと思います。

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