2018年7月15日日曜日

靴のお手入れ 2018/07/14


今日のメンテは3085SF、ブリストル。
主目的は清掃と保湿補油。

前回のメンテから約10ヶ月経過。
3046SFや2236NAなどオフに履きたい、馴染ませたい靴が増えたことによって登板頻度が大分下がっているこのブリストル。
他の靴の馴染ませを優先させているにも関わらず、このブリストルは完全に馴染む所まではいっていないのがちょっと可哀そうなところ。
平均して月に一度程度の登板だったように思うが、履く度に持ち靴の中でもっともフィット感に優れるという印象を残す靴。私の中で別格にポジショニングされてしまっているのか、その醸し出す雰囲気は他の靴とは一線を画し、繊細そうに見えるその姿からは想像できないくらい馴染ませるのに手強い靴で、実は相当タフなのではないかとも思わせてくれる靴。甲革やライニングは柔らかい印象なのだけど、造りがしっかりしているから馴染ませるのが大変なのではないかと。それに登板頻度が低いとは言え未だつま先修理していないし。
前回のメンテでクレムを多めにいれたらよい表情になったので、今回もクレム多めにいれてやるつもり。




購入後2年半を経て尚つま先修理をしていない。私の中での最長記録更新中。
とは言え、もうそろそろ限界かな。


アウトソールは真ん中あたりが柔らかくなり始めてきた。
コンディショナーを少し多めに入れることにしよう。


ヒールの減りはまだ大丈夫そう。左右差は変わらず。






タイトな割には踵廻りのダメージはそれほどでもない。
黒のライニングだからかなのか、タイトで擦れが少ないからなのか。



フットプリントの様子を見ると少し靴の幅が狭いようだ。薬指と小指は指の一部が着地していないような跡になっていてライニングにダメージがある。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・ステインリムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925無色
・化繊ブラシ
・拭き取り
・馬毛ブラシ
・乾拭き

内部
・水拭き
・デリケートクリーム

コバ
・毛羽寝かせ

アウトソール
・水拭き
・デリケートクリーム
・コンディショナー
・ゴリゴリ
・乾拭き(時間をおいて実施予定)



水拭きは水分補給を兼ねて入念に。
デリケートクリームはざっくりと全体に入れて、クレムは多めに片足5粒くらい。
気温が高いせいでクレムはとても緩い状態。ペネトレイトブラシで塗布していくと部分的に色が濃くなって革に浸透しているのがよくわかる。甲の皺の付近や最も負荷が掛かっているであろう小指の付け根周辺には意識的に多めに塗りこんだ。




アウトソールは乾いた感じがしたので、水拭きの後にデリケートクリームも入れた。
そのあと割と多めにコンディショナーを入れてゴリゴリしてみたけど、まだ乾いたような感じに見えなくもない。一度こってり塗りこんでどうなるか試してみようかな。




最後に新しい紐を通して完了。
汚れも落ちてさっぱりしたし、クリーム多めに入れたからかしっとりしているようにも見えるから目的は達成。
この靴やっぱり格好良いなぁ。見ていて惚れ惚れする。(失礼)

購入後2年半を経過したけれど、まだタイト感のある靴。ジョイント幅が一番タイトに感じる箇所。ちょっと私の足には幅が狭いのかもと思わないでもない。
だが、履く度に靴と足とが折り合いをつけていくのを未だに感じるのでこの先どこまでどのように馴染んでいくのか興味深いところ。

2236、01DR、W10BDJ、それにこのブリストルなどを履いて皆履き心地は違うのだけど、フィット感というのは自分の足よりも少し小さいことで感じるのではないかと思うようになった。どの程度小さいことで心地よく感じるのかが重要な所なのではないかと。小さ過ぎると苦痛になり、大きければ緩いと感じる。そして、例えばジョイント部分と踵では快適に感じる小ささの度合いは異なるだろうから、足入れした時に各部位と足との大きさの違いがどの程度なのかを足を通じて感じ、それをフィット感と表現しているのではないかと思うようになった。
試し履きで感じることのできる情報は、自分の足に馴染んでない状態の仮の情報でしかない。自分が履き込んだ時にどこがどのように変化するのかを想像するのは、ザっと考えただけでも押さえるべきポイントが少なからずあって、かなり大変だと改めて思う。
大雑把に考えただけでも、捨て寸、指廻り、ジョイント、甲、踝、踵があってそれぞれに幅や高さなど一つの項目とは限らず、さらに中物の沈み具合や革の伸び具合といった感じることができない要素もある。
サイズ選びで失敗の数が多い程、自分にとっての要注意ポイントは明確になりやすいけれど、購入前にポイントを整理してそのポイントの理想状態を明確にしていくと失敗は減らせるかもしれない。
でも、理想の状態とはどんなものかは、よく聞く”ジャストフィット”を自分で持っていなければわからない。本当の”ジャストフィット”かどうかはわからないけれど、今の自分の”ジャストフィット”と比べてどうなのかと判断するよりないのだろう。

よく聞く”ジャストフィット”、私にもわかる時がくるのだろうか。
最後は自分が決めるもののような気がしないでもない。

4 件のコメント:

  1. 「ジャストフィット」
    確かにわかるようなわからないような感覚ですね。

    2504BDを買ったとき、最初の何回かはくるぶし外側とタンの先端、甲の骨と当たるところが痛くて仕方なかったですが、いまとなっては「どこが当たっていたんだろう?」という感じになりました。
    ほかにも、最初の印象はそう悪くないのに、履きこんでもなかなか違和感がなくならないインバネスのような靴もあれば、初日に壊滅的なダメージをもたらしたのに、いまとなってはトップクラスの履き心地になっているRENDO R7702のような靴もあって、購入時にそれを予想するのって本当に難しいです。
    ジャストフィットかどうかって結果論なので、同ラストでない靴を買った場合はどういう結果が出るのかは履き続けてみないとわからない。であれば、ある程度結果が出るまで履き続ける気が起きる靴を買うようにしています。

    最初から緩い靴の場合は良い方向に履き心地が改善することはないので、基本はきつめと感じる靴を選び、足長が長い左足の薬指先端が触れていないかと、甲部分の高さに余りが出ないか(特に内羽根)を意識するようにしています。
    逆に幅全体がタイトであったり、小指がサイドから押されていたり、甲が締め付けられて骨が当たるといったケースは、当初は頭の痛くなるほどであってもいずれ解消されてきたということもあることから、それほど気にしないようにしています。

    私も「コレがジャストフィット!」というのはいまだにわかっていなくて、なので先の二点がクリアであれば気に入った靴を選ぶようにしています。鈍感なこともあって、何回か履くうちに私の感覚ではフィットした感じがしてしまいます(笑)

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    1. Shoe*さん

      コメントありがとうございます。

      Shoe*さんでも未だにということは、私に残された時間では足りないかもしれませんね(笑)
      内羽根で甲の部分の高さに余り出るというのは、羽根が閉じ切るのと似たような状態でしょうか?
      甲の高さというと、私は今まで試した大抵の靴で一の甲からレースステイにかけての甲部分に空間が感じられて、そういうものなのか、空間は少ない方が良いのか判断がつかずにいます。
      その部分にあまり空間がないのはこのブリストルと02PRです。ブリストルはそのせいかわかりませんが、皺の入り方は最も大人しいように感じています。02PRは履きおろし間もないのでこれからですが、結構シワシワしてきました。
      その部分の空間有無がどう履き心地に影響するかと言われると曖昧ではっきり答えられません(笑)

      Shoe*さんのおっしゃる、自分がいつも気になるポイントを押さえて、履き続ける気が起きる靴を選ぶというのは至言に思います。
      靴の履き心地は全ての部位を合わせた総合で感じることになるので、部位ごとに突き詰めることよりも、ダメな状態と自分が最も不快に感じるポイントを押さえておけば致命的な失敗は少なくなりそうに思います。

      私は幾つかの既成量産靴の経験しかありませんが、これがビスポークとなったらどんな履き心地になるのか、既成靴との差はどれほどのものなのかと考えてしまいます。
      首を突っ込むと大変なことになりそうなので、知らぬが仏と決め込み、一定以上のクオリティーを求めるとそのコストは相乗していくのだからと言い聞かせています。(笑)

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    2. 内羽根で甲の部分の余りは主に二の甲(ウエストガース)から三の甲(インステップガース)を意識しています。ここの押さえが弱いと何となく歩きにくいので、購入時点では羽根が綴じ切らず、最低でも数ミリは空いているものを選びます。

      私は比較的薄めの足をしていることもあり、プレーントウでは指先に向けて革が逃げるような感じで一の甲(ボールガース)の革が余ります。この部分、履き心地にはそれほど影響している感じはしないのであまり気にしていません。キャップがあるデザインだと全く問題ない感じです。

      ビスポークまでいってしまうと違う世界があるのでしょうね。何足か作って木型が完成したものを履いた後に既成靴を改めて履いたら、いままで気づかなかった発見が多そうです。
      お値段的にも手が出ませんし、年齢的にも今からビスポークにトライしても満足のいく靴ができるころには寿命がほとんど残っていないのだからと私も自分に言い聞かせています。

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    3. ご返信ありがとうございます。

      甲の余りは二/三の甲でしたか。
      そこが緩いと足の固定が難しくなる場合が多いように思うので重要ですね。
      甲が浮き気味でも踵とジョイントがしっかり食っていたらあまり気にならないかもしれませんが、中々そんな靴には出会えませんからね(笑)

      やはり一の甲部分はあまり気にしなくてもよいのかもしれませんね。
      私はインバネスを筆頭にいくつかの靴で、屈曲時にバンプ部分の皺の革同士が擦れ合ってその跡が残るという現象が発生しています。
      それほど強く気にしているわけではないのですが、一の甲の浮き具合は皺の擦れ現象の発生に影響していそうに思っていることもあり気になっている感じです。

      ビスポークはちょっとハードル高いですけど、ビスポークと比べると九分仕立てが手の届きそうなポジションにいるような気がして仕方ありません。
      子供質の結婚式までには一足くらい持っていたいなぁなんて思っています。

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