2017年8月20日日曜日

REGAL 04MRCF ~買いました~


2017年春夏にリリースされた04MRCF。
私の大のお気に入り、01DRの外羽根プレーントウバージョン。
以前から何度かリリースして欲しいと店頭やメールで要望していて、私が待ちに待ったモデルなのと、要望が実現されたモデルであることの二つが重なり嬉しさも一入である。



 私の意見や要望がリーガルのような規模を持つ会社に影響したようなことは露程もないと思うが、何はともあれ私の要望が実現されたことに感謝したい。

リーガルさん、有難う御座います。

 初めてこの靴を見たのは確か今年の2月頃。2017年の春夏モデルが正式に発表されるより前に店頭に並んでいるのを目撃した。よく行くリーガルの店舗でいつも01DRシリーズが並んでいる棚にさり気なく並んでいたプレーントウ。
予期していない遭遇に思わず二度見してしまい、手に取ってみる。
4穴でVフロント。W124やインバネス等の5穴の普通の形状を勝手にイメージしていたので少し違和感を覚える。
甲革は見慣れたアノネイのベガノカーフのように見え、矢筈コバや靴底の造形、刻印も一緒。店員さんに聞いてみると01DRのプレーントウバージョンに間違いないそう。
これは買うぞ(今は先立つものがないけど)と思いながら試し履きさせてもらう。
サイズはいつもの25.5。
足入れした第一印象は
『うむ?ユルい』。

01DRを購入した時は色々な場所で散々試し履きをさせてもらったのだが、その当時の履き心地の記憶とは履いた印象が随分違う。
まず、キツいと感じるポイントが一つもない。
ボールジョイントの幅は25.5でも多少キツく特に右足はキツめだったはずだが、04MRではキツさを感じない。
01DRの時に気になった一の甲と二の甲の間の浮き具合はそのままかそれ以上のような感じ。
そして外羽根のせいか二の甲も余り気味で、アイレットが四個なのでいくらキツく締め上げても二の甲付近から足首側しか締められず、甲がうまくフィットしていないような印象。
さらに踵は全体的にフィット感がなく、01DRでは高さがあってフィット感がある踵内側からウエストにかけてもフィット感がない。履き心地が随分違う。
 靴の雰囲気は言うこと無しだが、サイズ選びは慎重にする必要がありそうに感じ、足入れさせてもらったその日は先立つものもなかった為、それ以上の試し履きは遠慮して店を後にした。

 この時の04MR初見から半年近く経過して漸く購入に至ったのだが、その時間の理由は金銭面よりもサイズ選びに迷ったことの方が大きい。幾つか店舗を回って04MRが置いてあれば試し履きさせてもらった。午前中・午後・夕方・仕事帰りと様々な時間帯でサイズは25.5と25の2サイズ。
 リーガルの店舗へ行く機会があるようなときはなるべく01DRシリーズか02KRを履いていって履き心地を比べるようにした。
そして、04MRの履き心地の違和感の原因を考える。
タイトな靴を履くようになった私の足が以前に比べて少し小さくなったのか、或いはタイトな靴を履き慣れてきて私の感覚が変化したか(フィット感が敏感になった?もしくはキツいことに鈍感になった?)、それとも実際に04MRが少し大きめな造りなのか。
問題は、足のサイズか感覚か靴のサイズか、それらの一部或いは全ての複合かだ。
しばらくの間、様々な可能性を考えてはみたものの、違和感は詰まるところ”感じ”、つまり感覚であって実際のサイズ云々は判った所で変え様はない(靴のサイズ調整はある程度は可能か)と思い、最終的には自分自身の感覚で納得できるサイズにするより他にないと結論付けた。
理屈ではなく感覚。

試し履きを重ねていく中で私の感覚は25を選ぶべきと言っていることばかりだった。ただ、25だと時によってはボールジョイントがキツすぎると感じたことが幾度かあった。キツすぎないかだけが最後の迷いだったのだが、あまり悩んでも答えは出なさそうに思えたのと、キツすぎたとしてもいつかは履けるようになるだろうと楽観的に考えて購入に踏み切った。

優柔不断なのか慎重なのか、あまり褒められたものではない。

さて、04MRとの馴れ初めはここまでにして、手入れを開始する前にこの靴の新品の状態の画像を。
靴のスペック等は01DRとほぼ同様なので詳細な説明は省略。
履き心地に関しては馴れ初めで書いたこと以外に追記は今の所なし。
履き心地の第一印象って案外正確なのかも。







今年の6月生産かな、出来たてだ。










この内側のレースステイからヒールに掛けてのパーツには両足ともに血筋が何本か入っている。画像では見えないかな。
目立たないパートに来るようにしているのだろう。





踝の内外での高さの違いが内羽根ほど顕著ではないように思う。

実は外羽根プレーントウはこの04MRが人生初。外羽根になると踵のフィッティングが緩くなるという情報はShoe*さんのブログで聞いていたのでさもありなんという感じではあった。特にShoe*さんがアバディーンで内羽根と外羽根で同じ木型かと思うほど履き心地が違うと仰っていたことが事前知識として今回の購入にとても役に立った。

Shoe*さん有難うございます。

Shoe*さんには色んなことを教えて頂いて本当に感謝しているのだけど、元気にされているといいなぁ。またお話できたら嬉しいのに。



さて、最近は雨ばかりで履き下ろしには不向きな天候でもある。手入れと室内履きにじっくり時間を掛けてゆっくり履き下ろそうと思う。

2 件のコメント:

  1. おひさしぶりです。

    01DRCDにもプレーントウタイプが出たんですね。
    4穴で仕上げられているせいか、伝統的なプレーントウよりもエレガントな感じがします。

    外羽根の造り故なのか、それともラストが微妙にマイナーチェンジしているのか、履いた感じが0.5くらい違うというのは興味深いですね。

    確かに、同一ラストだと内羽根のほうがフィッティングが良いと感じています。
    以前に、内羽根はかんぬきで締めている部分があるのでフィッティングがタイトに感じやすいという話を聞いたことがあります。

    この04MRCFがラインナップに加わったことで、01DR/02DR/04MRで基本の三足が完成しそうです。お店に行く機会があったら足入れしてみたいと思います。

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    1. Shoe*さん、コメント有難うございます。

      カムバックされて嬉しいです!!
      おかえりなさい\(^o^)/

       近頃は私も思うようには発信できていませんが、時間、精神、体力的余裕、そして十分な意欲があるときに更新して行こうと思っています。

       同一木型の内羽根、外羽根のフィッティングの違いは興味深いですね。
      何となくですが、違いの要因は主に二つあるのではないかと思っています。
      一つはShoe*さんも聞かれたという靴の構造の違いに由来するもの。もう一つは型紙というか各パーツのデザイン、サイズ等の違いによるものかと。
      いつになるかわかりませんが01DR/02KR/04MRの3足比較を記事にしたいと考えてます。

      足入れされたら是非感想聞かせてください。

      Shoe*さんのブログで拙ブログをご紹介頂きありがとうございます。
      久々にBloggerを覗いたらページビューが跳ね上がっていてShoe*さんのブログ再開を知った次第です。
      安堵と興奮に襲われて乗り過ごしてしまいましたw

      今後とも宜しくお願い致します(^_^)

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