今日のメンテは今週手に入れたW36Y。
3連休ということもあり、オフ用の靴を手入れすることにした。
メンテ内容
アッパー
・水拭き
・リムーバー
・水拭き
・デリケートクリーム(5回位)
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925濃茶
・化繊ブラシ
・乾拭き
内部
・水拭き
・アルコール消毒
・デリケートクリーム
ソール及びコバ
・水拭き
・ステインリムーバー
・合成底用濃茶コバインク
見た感じではクリームは載っているけど、あまり手入れされていない印象だったので、水拭きも水分補給がてら念入りに行う。
ステインリムーバーも全体を3回程撫でまわす感じで使用した。
紫系のものが際限なく落ちてくる感じ。コバも綺麗になるように撫でまわした。
右足の切り傷。銀面が完全に破断しているので水分が染み込んでいる。
これはクリームなどで誤魔化せる傷ではないね。
内部も水拭きして爪先の埃もかき出した。
デリケートクリームを入れるとよく吸い込まれていくので5回か6回位全体に塗り込んだ。
素の革が上質なのか、水分とデリケートクリームを入れていく度に、皺が和らぎ本来の靴の形状に戻っていくのがわかる。
国産革か舶来の革かはわからないけど、自分的には上質の革と感じる。
デリケートクリームを塗り終え、水拭きしてからコバインクを塗って乾燥の様子。
紐も埃まみれだったので何度も水拭きして埃を落として再利用。新品使おうかとも思ったけど、毛羽立ちなどはほとんどなく、掃除すればまだ使えそうなので使ってみた。
この紐、ベタベタしているタイプの紐で埃を取るのに結構難儀した。
傷はやっぱり見えちゃうねぇ、まぁしょうがない。
あまりメンテされず、ツリーも使わないで保管されていた靴なのかもしれない。水分と油分を補給したら反り返り気味だった爪先が靴本来のトウスプリングに戻って甲の皺が目立たなくなった。
コンビの靴はこの靴が初めてで、サドル部分の色味に合わせたクリームを用意するか迷ったけれど、クリームは一度買うと10年単位で消費する感じでちっとも無くならないから買うのは控え、メインの色味である濃茶で全体に塗布した。多少色味が濃くなったところでどうということはないし、自分で選んだ色味の革でもないしそこにはあまり拘りがないからこれで良い。
右足の傷がちょっと残念だけど、この傷から革が割れるようなことは無さそうな程度の深さの傷だから、この靴の味と思って付き合って行こうと思う。
あとは、踵の補修痕が気に入らない。折角ダイナイトソールなんだからヒールのトップリフトをダイナイトで交換すれば良いのにと思う。
ダイナイトのヒールは消耗が早いような気がするけど、まぁ爪先程早く削れるわけでもないだろうし、しばらく履いたら純正修理に出そうと思う。
あとは履き心地が重要な問題だけど、W124と似た感じだから小さすぎるとかいうことは無いんじゃないと予想している。爪先がラウンドだから多分、W124と同じ木型を使っているんじゃないかと推測。ひょっとしたらサドルだけ木型が違うってこともあるかもだけど、サドルについてはあまり情報収集していなくて、わからない。
W124はちょっと指が窮屈で少し踵緩めだけど履けているし、履き心地自体はそれ程悪くはない。試し履きした感じ指や踵も似た感じだから、他人の足に癖付けされているとは言え、きっと似たような履き心地になるだろうと思う。
そうすると気になるのが、オーダーしたストレートチップの履き心地。W124と同じ木型の内羽根でオーダーしたけれど、これも踵緩くなっちゃうのかも、なんてちょっと心配。
まぁ、それは手元にきてのお楽しみだね。
ではでは。
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