2015年11月23日月曜日

靴のお手入れ 2015/11/23 と靴磨き

メンテ前


今夜のメンテは7足。
01DR、02DR、3029SF、JH15(?)、33ER、31ER①、31ER②

メインは雨に降られた02DR、3029SF、33ERと購入して間もなくの31ER②の定期メンテ
その他の靴は、ついでにメンテナンス。
画像を見ると33ERがやけに尖って見えるのは私だけだろうか。




使用品(いつもと同じ)
・デリケートクリーム(M.モゥブレィ)














・リーガルシュークリーム(ブラック)



・サフィールノワール クレム1925(ブラック)














手入れの内容(いつもと同じ)

・濡れた雑巾で全体を拭く
・デリケートクリームを指で全体に塗る。
・表面が乾いてしばらくしたら濡れた雑巾で軽く拭く
・リーガルシュークリーム or クレム1925をペネトレイトブラシで全体に伸ばす
・一時間程度待ってから固めのブラシでブラッシング
・布キレ(Tシャツ)で磨く(余分なクリームを取り除く目的)
・最後にグローブで磨く

水拭き後
ガラス革は水拭きしてもよく光って見える。
実際の見た目は艶やかさが少し後退するように感じる。画像ではJH15(だと思う)のいわゆるガラス革と33ER系のソフトステアの質感の違いも全くわからない。
遠目には同じようだけど、近くから肉眼で見ると雰囲気が少し違うし、手入れしている時の革の表面の感覚は随分違う。一方はツルツルの固い樹脂。一方はちょっとザラついた革のような感覚。

カーフは艶やかさが随分減ってスッピンな感じだろうか。

クリーム塗って暫く放置
水拭き後、デリケートクリームを薄く塗り込んで、また軽く水拭き。
表面が乾いてからペネトレートブラシでクリームを伸ばす。
今回は薄く塗るつもりだったが、いつもと変わらなかったようだ。

ガラス革にはクリームが浸透しないからクリームを塗る意味はないという意見を目にしたことがある。
ガラス革の上に水に浸したティッシュを数時間置いても、シュークリームを盛って数時間置いても拭き取ると革に何の変化もなかったそうな。
一方で、履き皺ができると樹脂に細かなクラックが入るからそこからクリームが浸透するという意見もあった。その人は皺の部分に丹念にクリームを塗り込むそうだ。
ガラス革が傷ついて(表面が削れて)色が剥げてしまったような時、クリームを塗っても補色できないということは、皺の部分の細かいクラックからクリームを入れたとしても、革にはあまり浸透しないということのような気がする。

ガラス革にクリームを塗る意味は、保革ではなく、綺麗にすることにあるのではないだろうか。
クリームを塗ることで、樹脂の上にろうが乗り、ブラッシングと乾き拭きすると、水拭きと乾き拭きだけの時よりツヤが出るような気が私はする。
とすると、私がデリケートクリームをガラス革に塗る行為は意味が見いだせないなぁw

ブラッシング後
さて、暫く放置した後、化繊ブラシでブラッシングしていく。(私の足が映り込んでいるのはご愛嬌)
細かい傷や雨ジミなども見えなくなって綺麗になる。この後、Tシャツ等で余計なクリームを落とすために拭くというより擦るような感じで磨く。
ブラッシングで出たツヤより光るようになるわけでもないが、このクリーム落としは真面目にやるようにしている。しっかりクリームを拭き取っておくと、着用時の埃等による汚れ方が随分違うことがわかったというのもあるし、不器用な私にはごく少量のクリームを取ることが難しいので、塗り過ぎたクリームを落とすという切実な理由もある。

このTシャツ拭きをしていて面白いのは、クリームを塗った量とTシャツに付くクリームの量が比例していることだ。クリームを沢山塗ろうが、結局靴に浸透するクリームの量に変化はあまりなく、表面に残ると思われる、ろうの量が多少するだけなのではないかと思っている。沢山クリームを塗った時は光かたがよりギラつくようだ。

Tシャツ拭きの後はグローブでさっと拭いてメンテ終了。なのだが、


今夜はお手入れの後に、インバネスで靴磨きをやってみた。


普段は通気性が阻害されて革に悪そうなので、ワックスは全く使わないのだが、靴の顔ともいえるキャップの光り方が左右で随分の違うのも気になっていてなんとかしたいという気持ちが以前からあったのと、クレム1925で鏡面仕上げができるというのをどこかで目にしたこと、鈴木さんのコミュニティーで松山さんがつま先をポリッシュした靴達が美しく見えたので、今回はクレム1925でつま先だけ鏡面仕上げを試してみようと思い立った。クリーム厚塗りするから、より左右差を減らせるのではないかという期待をかすかに持ちながら。

今回もインバネスのメンテでは、ツヤの落ちた左のキャップには下地としてクレム1925を厚めに塗るという工程を加えている。

スッピン状態のキャップ

下地作り後、クリーム塗布での状態

鏡面ぽくしてみた



鏡面仕上げをあまりしたことがない割には、それっぽくなっているように思う。
キャップの左右差は全く感じないので、その点では成功かな。

くすんだ左足は、右足に比べて鏡面ぽくするのに時間が掛かって疲労した。

つま先が鏡面のようになると靴の印象もかなり変わりますね。
高級そうというか、よりしっかりした靴のような印象を受ける。たまにはこういうのも悪くないかも。

ただ、クリームとはいえ厚塗りしているから、通気性は犠牲になっているんだろうなぁ。
齢を追うごとに、見栄えを維持する為に厚化粧になっていく女性たちもこんな気分なのだろうか。

地肌を活かした美しさに自信がなくなり、化粧を厚くしてますます地肌が傷んでいく。
これが悪循環の始まりにならないように気を付けたい。

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