2015年11月3日火曜日

俺たちバブル入行組 ~シリーズ読了~

テレビシリーズで人気を博した半沢直樹シリーズの原作。

著者 池井戸 潤

・俺たちバブル入行組
・俺たち花のバブル組
・ロスジェネ世代の逆襲
・銀翼のイカロス

テレビで放映されていた当時も家では(というより妻が)毎週見ていたので、私も録画で見ていた。テレビシリーズと原作とではディテールでは異なる部分があるように感じたが大筋では似たようなストーリー。

会社の同僚に原作本を貸してもらって3冊読了したが、文庫化されていない最新作は貸してくれる気配がなかったので、最新作を購入するついでにシリーズ全巻購入。再び全巻読了した。

私が感じるこのシリーズの魅力は、主人公である半沢直樹の生き様である。小説の舞台は銀行や証券会社で私にとっては縁遠い世界。描写されている仕事風景が現実的かはわからないが、人間模様はどこに行っても似たり寄ったりな為、自分の社会人経験からも共感できたりする場面が多々ある。

表題にある第一作は就職活動時代から始まっているので、最新作までで20年前後の月日が流れているように思う。丁度自分の年齢と重なる部分でもあり、立場は異なれど、身につまされることも多かった。

学生時代にもっていた大人への反発心に原点を発するような、おかしいことはおかしいと相手が誰であってもとことん突き詰めていく姿勢。今の私がかなり忘れてしまっているような単純だけど大切なことを思い出した。


・印象に残った言葉 (原作ママではないかも)

『仕事は顧客の為にするものだ』
『仕事の質は人生の質を左右する』


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