2015年11月15日日曜日

下町ロケット 池井戸潤

会社帰りに、電車の中で読む本を探しに本屋に立ち寄った時、目に止まり購入した。先日、半沢直樹シリーズを読んだことや、テレビで放映中で巷でも話題になっているとの噂を耳にしていたことも購入につながったかも。

題名から予測できる通り、下町の町工場が最先端の技術、最高の品質と精度が求められるロケットの打ち上げに関わって行く話。読み始めたら止められず、一晩で読了。

この人の小説面白い。描かれる人物像や人間関係はそれほど奇抜には感じないが、その分リアリティーがあって感情移入しやすいように思う。私は詳しくないけど、設定のしかたや複線のはり方にも違和感を感じないので、筆者に巧みに惹きこまれているのだと思う。

町工場がロケット部品を供給するまでの紆余曲折は物語のメインであり、それももちろん楽しいのだが、企業とは何か、人生とは何か、など再び考え直す機会にもなった。この人の作品、もう少し読み込んでみようかな。

読書は、やはり自分の滋養になる。最近は疎かにしがちで、財政的な余裕もあまりないけど、図書館も活用して再び読書を意識的に行っていくようにしようと思う。

印象に残った言葉
『何が正しいかは、あとになってみないとわからないさ。肝心なことは、後悔しないことだな。そのためには、全力をつくすしかない。』

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