2020年7月18日土曜日

REGAL 2235NA ~買いました~ その4


また、落札。これで2235は4足目。
4足目だけれど、稼働中は一足だけな所が残念な所。2足は難ありでお蔵入り。
今回の購入はサイジングの確認が主目的。



いま、サイズ25で2235/2236を履いているが、サイズが小さいのではないか?という疑問が湧いている。

サイズが小さいかもと疑う要因は以下の3点。
・2235②では右足の指先が当たってしまうことがあり履くことに支障が出てしまった。(長さが足りない)
・2235①では中指、薬指の甲側がキャップ内側に強めに当たっていることがあり、軽い擦過傷のように跡が残ることがある。(つま先の高さが足りない)
・2236では右足の付け根裏側に傷みが走ることがある。(インソールの硬化で痛いのか、ジョイントの横幅が足りず縫い目の上やインソールの端を踏んで痛いのか断定できていない)

甲と足裏の密着度や羽根の開き、踵の感覚などからするとサイズ25があっているように思えるけれど、実は自分の足の造形に適した2235/2236のサイズはハーフ上の25.5なのではないか?という思いが頭から離れなくなってしまった。高さが足りない、長さが足りない、横幅が足りないなら、いまのサイズは小さいのではないかと。
一年半の革靴履かない期間のせいで、タイトな靴を履いた時の圧迫感や痛みに対しての耐性が落ちているということも、この思いを強くしているかも知れない。ハーフ上ならもっと楽に履けるんじゃないかと。

以前、試し履きで25.5に足入れした時の記憶では、全体的に少し緩く、踝の突き上げが強かった。つま先の空間がどうだったか、甲や踵のフィット感がどうだったかはあまり記憶がない。25.5で履き慣らしてみたら緩いということになるかもしれないけれど、実際にハーフ上のサイズで履き慣らしてみないことには結論は出ず、自分で結論を出すことで、自分の疑問は解決される。
ならばと、25.5でしばらく履き慣らすに堪えうる靴を入手することにした。

2236の茶が知らないうちに廃盤になってしまったから、懐に余裕があるならこのシリーズが廃盤にならないように新品を調達したいけれど、無計画に色々購入してしまったので、今回はオークションで物色。

探す靴の条件は2236/35で色は問わず、あまり古くなく使用に耐えるもの。
オークション的な条件は、映りがよくなく、人の目に付きにくいもの。

そんな条件でチラチラ物色してみる。一時期に比べるとこのあたりのサイズの出品がかなり少なく感じ、2236は出品自体が少ないように感じた。廃盤の影響かな。
その中で踵に傷があると注意書きがあるものの良さげなのを見つけ、札を入れた。
映りが良くなかったからか、初めて競り合うことなく落札できた。
で、到着した靴が冒頭画像。

他、各部の画像は以下に。













思いのほか、状態の良い靴でビックリ。アウトソールに変な色の傷が残っているなと思ったのだけど、これ、リーガルロゴのブーツの履き口部分がまだ残っているんだね。まだ全然履いてないじゃないか。製造年はひょっとしたら去年か、もうひと昔前か。
一番需要の多いサイズのこの状態の2235を、諭吉一人でおつりがくる価格で落札できてしまうとは…、前オーナーに何だか申し訳ない気分になる。

甲革や羽根の部分は乾いて硬い感じ。画像にはうまく写らなかったけど、ウエルト部分などは埃が積もり、ちょっと蜘蛛の巣的なものもあって、保管状況はあまりよくなかったようだ。中底に見られる不自然な黒い跡は出血でもしたのだろうか。ワンサイズ位小さいのではないかと思う部分にフットプリントできはじめているから、大きめサイズで履いてしまって、出血するほどの靴擦れができて、履くのを諦めたのだろうか。


内部がそれほど汚くないので、捨てる靴下を履いて足入れしてみる。
・・・、やっぱり緩い。足の投影面積的に中底と比べると、違いは小さくジョイントが若干足りない程度、懸案のつま先部分も捨て寸は充分、高さも余裕があって指の自由度は高い。が、バンプ部分の足と甲の空隙がかなり大きい。甲の羽根部分は画像ではちょうど良さそうな開き具合だが、あまり締めていない状態。革が硬い現時点では締め上げるのが躊躇われた。画像はないけど踵は少しだけ緩め。踝のアタリは緩く締めているからかそれほどでもない。

少し屈曲させてみて、あまり見ない場所にある出血痕の理由に思い当たった。皺に押されて皮が剥けたのではないだろうか。特に右足の皺は一本でわりと広い範囲の甲革が深く下に折り込むように潜ってくる為、屈曲時に甲革が足指にあたったのだろう。私は前オーナーより大きい足だから、物凄く当たる。甲の革が刺さるというほど鋭利ではないが、結構な力で強く押される。一度入った皺は変えられないから、前オーナーは諦めたのかも。




取り敢えず、まずはブラシ掛けと乾拭き。茶色のクリーム使っていたようだ。
いやぁ、これはサイズ確認するだけにしては状態良すぎるなぁ。
まずは掃除して、じっくり手入れしながらもっと詳しく観察していくとしよう。

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