靴のお手入れ 2020/07/15

今日のメンテは2235④。
主目的は、清掃と保湿補油。

思いのほか、良い状態で手に入れた2235。
乾いている感じがしたので、水分補給をしっかりとして、保湿と補油をしていく。
実際の作業は、濡らしたり乾かしたりで数日かかっている。
今回が途中の画像はあまり撮っていない。

メンテ内容
アッパー
・水拭き
・ステインリムーバー
・水拭き
・全体に水分を含ませる
・デリケートクリーム
・水拭き
・乾拭き
・クレム1925コニャック
・化繊ブラシ
・乾拭き
・馬毛ブラシ
・乾拭き

内部
・水拭き
・アルコール消毒
・水拭き
・デリケートクリーム
・水拭き

コバ
・コバインク

アウトソール
・水拭き
・乾拭き
・ノンスリップステッカー貼り付け
・レザーソールコンディショナー
・乾拭き

出品者が言っていた踵の傷というのはこれらしい。

この傷隠しもあるので、クレムのコニャック色を使ってみた。
初回メンテということもあって、多めに入れたいから、無色と迷ったが、
傷隠しを優先してコニャックを使ってみた。
コニャックは他に使う靴もあまりないし。。

コバインク塗っても、着色できない部分がある。
ステインリムーバーでも取れなかったからクリームではないのかも。

ソールには、茶色のクリームを塗り込んでいたようで、出し抜いにもしっかり入れ込んである。取り除くの結構大変。
張り付け面を粗くヤスってから、滑り止め（というか削れ止め）を張り付け。
懲りずにつま先にも張り付けてみた。

デリケートクリーム塗って乾燥させた時点で艶が凄かったのだが、
クレムのコニャック入れたら、ノッペリとした感じになった上に、更に艶が増した。
あまり格好よくないし、好みじゃないけど、うーむ、仕方ない。

テカリは履いている内に、落ち着いてくるのを待つとしよう。
次回は、リムーバー使って、ニュートラルにしてみる。
革は最初乾いて硬い感じだったけど、少しふっくらして、しなやかになった（と思う）。
靴を持ったり、紐締めたりするなどで触れることの多い羽根で、しなやかになったことを特に顕著に感じる。

最近は、油分より水分に関心が高い。
見映えも、革の状態的にも、水分の影響って大きいのではないかと。
濡らした革は綺麗に見え、柔らかくなる。
02KRはずぶ濡れになったら、ずぶ濡れ前よりも綺麗になった。
01DRと02PRもメンテで濡らした甲革は綺麗に見えた。
グリセリンを入れるのも水分を内部に入れて保持させる為で、2324の時はグリセリン入れたら、デリケートクリームを2回てんこ盛りした後よりも、革の状態がよりよく見えた。
だから、銀面よりも奥の水分が大事なんじゃなかろうかと。
油分は、メンテと言っては何かしら塗っているから手入れしている人での違いは少ないように思うけど、水分入れましたって人、あまり見かけない。
デリケートクリームがそれだわい！って言われそうだけど、2324の経験から奥にはあまり届いてないと思う。
新しい靴だと、そんなに気にしないで良いような気もするけれど、
当分は銀面より奥の水分を意識しながら手入れしていこうと思っている。
革の状態を見る目は節穴だから、銀面に隠れている部分の水分を推測するなんてできるはずもない上に、どういう状態なら良いのかすらよくわからないのが現状。
ひょっとすると全くの見当違いかもしれないけど、違うなら違うとわかるだけも収穫だ。


ぐにゃり曲げもしたけれど、今回も顔真っ赤、手も真っ赤。
やっぱりあまり履いてないと思う。

このサイズ25.5だと、足の投影面積とインソールの大きさの関係は良いのだが、全体的に足の高さが足りず、踝直撃、バンプ部分はスカスカで皺が大きく凹む感じで入る。ツリーを入れていると皺は目立たないようだけど、履いている時は、屈曲していなくてもバンプが凹んでいる。
羽根部分は閉じ切り間近だけど、小さめの履き口ということもあってキッチリ締められているので足の固定は問題ない。（今の所）
バンプ近辺の隙間を少し埋めたいのと、踝痛いのを回避するため、インソールを入れてみることにした。W54Dでインソールの威力を目の当たりにしたからね。

ハンズで買ってきた革一枚のインソールを入れてみる。
革を靴のインソールの形に合わせて切るのが大変に難しい、私にとってはｗ。
ロゴが隠れるのが残念なので、他の2235の半敷きを剥がしてみたけど、、

うまく剥がせないので、ロゴは諦めることにする。

一枚の平面な革を入れて10分も履くともう足型が付き始めてる。

入れて歩いてみると、靴の中底とインソールが擦れてギシギシ音がなる。
フエルトをいれてみたら音は消えたけど、タイトになりすぎてしまった。
踵はもう少し高くしないと踝を逃がすことができない。。。
インソールはうまくハマれば威力絶大だけど、ハマるところに持っていくのが難しいようだ。
まだまだ調整が必要だから、あれこれじっくり試行錯誤していこうと思う。