今日のメンテは2321。
購入時にメンテして以来、2年ぶり2回目の手入れ。
革靴から遠ざかっていた間もサンダル替わりに近場でよく履いていたこの靴。
雨など全く気にせず、ずぶ濡れになって何度か内部浸水もしていたが、玄関にほったらかして乾いたら次に履くとき軽くブラシ掛けする程度の扱いだった。
遠目には履き馴染んだ靴だね、って感じだが、よく見ると色々あるのでメンテすることにした。
私が新たに作ったガリ傷もある。
爪先の減りがソロソロ限界に近いか。コバも結構ガビってきている。
ブラシ掛けでも消えない雨ジミが両足ともに。
踵は頑丈そのもので、減ったのかよくわからない。
頻繁に履きまわしていた時は黒ずみもなくなっていたのだが、最近ご無沙汰なので再びシミっぽいものが見えるようになってきている。
なので、内部にデリクリ入れることを除いてフルメンテをすることにした。
内部清掃、水拭き、リムーバー、デリクリ、コバインク、クレム、ソールに補油。
デリケートクリーム入れて乾燥させつつ、コバインクで化粧して乾燥待ち。
リムーバーでクリーム落とすとつま先の傷が気になってくる。デリケートクリームだけでも良いかなと当初は考えていたけど、この現れた傷を見てクレムで化粧することにした。
因みに雨ジミや塩は水拭きの段階でもうわからない程度になった。
拭き取りに精を出す心づもりだったが、良く吸われたのかほとんどクリームが布についてこない。前回はリーガルクリームを使って今回はクレムを使ったけれど、クレムのほうが相性良いのかもしれない。ほったらかし過ぎて革が油を欲していただけかも。
やっぱりクリーム載せると化粧効果を感じる。デリケートクリームだけの時にはよく見えた擦れ跡や傷が明らかに見えにくくなっている。
角度を色々変えて、やっと傷(擦れ跡)が見えるときもあるという程度に隠れた。
化粧のせいかもしれないけど、30年以上前の靴には見えない。ハッとするほどきれいになった。
私が入手した2年前は埃まみれのひどい状態。私が使い始めたら雨風気にせずろくにメンテナンスもせずに履き倒すような使い方で、尚この状態を保っているとは驚嘆に値する。
千円という格安で手に入れた靴だが元を取るどころかおつりがくるほど十分に役割は果たしている。
さすが40年以上販売が続き、先輩サラリーマン方が使い続ける靴は伊達じゃないね。
このペアがたまたま強靭なのか、古い時代の革だからこそこんなに強靭なのか、製造メーカーが凄いからなのか、よくはわからないけど、やっぱりリーガルはすごい靴を作る会社なんだなと改めて実感した。
タイミング見てつま先にゴム当てた方がよさそうだ。
ではでは。
まさに質実剛健って感じの靴ですね〜
返信削除さかぐちさん
返信削除コメントありがとうございます。
質実剛健、まさにそんな印象です。
外見からはタフな印象はあまり受けませんが、ポテンシャルは想像の遥か上を行くようです。
ただ、2324ではあっさりクラックが発生したので、ダメになる時はダメになるんだろうなとも思っています。
靴に甘え過ぎずに付き合っていかないとな、自省しています。