REGAL W10BDJ ～買いました～

欲しいと思っていた靴の一つ、W10BDJを”ついに”というか”ようやく”と言おうか、手に入れた。



去年の6月ごろにshoe*さんのブログで存在を知り、欲しいなとは思いつつも購入には至っていなかった。
仕事用の靴の優先順位が高かったことと、オフに革靴を履く習慣がなかったことが大きな理由。

Life Style Imageの鈴木さんのブログでも紹介されていていいなぁと思いながらも、仕事用の革底靴を4足揃えたので資金的にも心情的にも来年以降かなと考えていた。

だが、鈴木さんが立ち上げたコミュニティー『靴好きもそうでない人も、革靴について話そう。』に参加させてもらって、コミュニティー内の話題に触れている内に、休日も革靴を履いてみよう、履きたいなと思い始めた。

仕事用の靴として、次は黒のプレーントウを検討していたのだが、仕事用の靴（すべて黒）はいくつもあって不足しているわけではなく、あるべき、欲しい靴の一足と思っての検討。
一方の休日用の靴はスニーカーかサンダルで、仕事用の靴をオフの日に履いたりしていた。

休日に黒のストレートチップでもブローグでも好きに履いて何も問題はないのだが、オフの日に気軽に履ける茶色の靴があったら良いなと思い始めた。
そう思うと茶色の靴を持っていない現状では、オフの日の主力となりうる茶色の靴の優先度がプレーントウを大きく上回り、いますぐにでも買うべき靴のように思えてきた。

オフ用の茶靴となるとこのW10BDJが最有力。W12/13/29BCF、3049SFのスエードや02/03DRのブラウンも検討したけど、国内のタンナーで革を調達して国内で製造したというMade in Japanな部分（原皮は海外のような気がする）と、外羽根でダブルソールとフルウエルテッドが醸し出す無骨で頑丈そうな雰囲気が私の心を掴んだようだ。

日曜日の靴屋巡りで足入れした感じでは、ややゆったり目ではあるものの足に合わないというほどではなかった。買う前にもう一度足入れしたが、足長的にはやはり25.5。26だと小さい左足が緩すぎてしまう。ヒールカウンターの造形が少し自分の踵と合っていないような違和感はあるが、靴擦れになる程度だろうと思う。苦しむことの多い踝はこの靴では当たらなそう。一の甲が浮いている感じはちょっと心配。01DRシリーズでもこんな感じだったような気がしなくもないが。靴屋さんでの試着では皺を付けないように履いているだけなので、屈曲させた時にどのような感覚なのかは、購入後でないとわからない。
噛まれてしまうかもしれないことと、屈曲部の皺が醜いものになるかもしれないことが少しだけ気がかり。

サイズは25.5をチョイス。靴そのものにも大きな問題は見当たらず、足との相性にも致命的な不具合はなさそうに思う。甲が緩い訳ではないのだが、羽根の一番上は間隔が狭いので中物が沈むと羽根が閉じきる可能性がある。店員さんにタンパッドの取り扱いを聞いたら、無料で対応してくれるのだそうな。へぇ～、知らなかった。ちょっと驚いた。そういう調整対応もしているならもう少しアピールすれば良いのに。私が知らなかっただけかな。

さて、これからこの靴との付き合いが始まる。
末永くよろしく頼むという気持ちだが、足馴染みという試練（大袈裟か）が待っている。これを乗り越えてこそ自分の靴になるように思うのだが、その向こうにはどんな履き心地が待っているのだろう。
適度にお手入れをして、革の色の経年変化も楽しんでみたい。
この靴とどんな関係になっていくか、大いに楽しみだ。

今回は、何の準備もなく購入したので、メンテ用品に不足がありそう。

茶色のクリームは確かリーガル純正のがあったと思うのでそれを使うとして、ペネトレイトブラシも予備があるはず。靴底用のクリームはあるから、ツリーと茶色用の化繊ブラシが必要かな。馬毛ブラシは色で分けたりするのだろうか。黒ずんでしまうのもいやだし、そんなに高くもないからついでに馬毛ブラシも用意するとしよう。

さて、ツリーは自宅に帰ってからありものでフィッティングを試してみた。
スレイプニル、ディプロマットヨーロピアン、シェットランドフォックス、無印良品、ハッピーバリュー。

私の予想ではスレイプニルで良いだろうと思っていたのだが、スレイプニルはディプロマットEUROに比べ甲の造形が履き口に方向に長いためか、甲がボトルネックとなって充分奥まで入らない感じ。バネは閉じきってしまい合っていない感が甚だしい。いままで内羽根の靴だったからスレイプニルが入ったのだろうか。

そのあと、とっかえひっかえ試してみたが、シェットランドフォックスのツリー（サイズL）を入れることにした。

踵が少し緩めなのと、甲の峰がツリーと靴とであっていないことを除けば概ね良い感じ。

まだ、ブラシがそろっていないのでメンテはそれが届いてからかな。
箱から出してブラシも乾き拭きもしていない状態だが、メンテしたらどんな感じになるのか楽しみだ。
リーガル純正のクリームは光り過ぎるような気がしないでもないけど、まずはありものでやってみよう思う。